商品情報にスキップ
1 0
  • 発売日:2025/04/30
  • メーカー:SBクリエイティブ
  • ISBN:9784815624712

Warning: Undefined variable $name in /home/xs101925/gaku1.jp/public_html/products/9784815624712.php on line 85
通常価格
Warning: Undefined variable $price in /home/xs101925/gaku1.jp/public_html/products/9784815624712.php on line 91
0 円(税込)
通常価格 セール価格 1,045 円
セール 売り切れ
  • 発売日:2025/04/30
  • メーカー:SBクリエイティブ
  • ISBN:9784815624712
商品説明
なぜ大阪弁・関西弁的な表現をつい使ってしまうのか?
その問いの先に、私たちのコミュニケーションを背後で支えている感覚が見えてくる。
ことばと文化をめぐる知的冒険!

多彩なオノマトペ、アクセントの音楽性、ステレオタイプの成立と変容――。
日本語学の泰斗にして役割語研究の第一人者が、文楽、落語、小説、漫才、インタビュー、マンガ、アニメ、ドラマ等の幅広い資料を参照しながら、ことばと文化をめぐる謎に正面から挑む。

一度キチンと知っておきたかった
「大阪ことば」のあれやこれや。
目からウロコとはこのこと!
ほんまにほんまに。
――万城目学(小説家、大阪府出身)

「大阪弁(そして広く関西弁)は、いろいろと謎の多い言語です。そもそも大阪弁と関西弁はどういう関係にあるのか。大阪弁はいつ頃、どういうふうに成立したのか。また、「京橋はええとこだっせ」「あほちゃいまんねん」といった"コテコテ大阪弁"を使う人は今日でもいるのか。そして最大の謎は、明治時代の標準語成立以後、各地の方言が急速に弱体化していく中で、大阪弁・関西弁が未だに強い存在感を保ち続けているどころか、日本全国の日本語話者に影響を与え続けている点です。本書は、これらの謎に精一杯取り組んで、解き明かすことを目標としています。」(「はじめに」より)
目次
【目次】
はじめに

第一章 大阪人のしゃべりはなぜ軽快か
・関西弁のリズムとオノマトペ
・三島由紀夫の批判
・一般オノマトペと詳細オノマトペ
・関西人がオノマトペを多用するのはなぜか
・繰り返し表現について
・「ん」が作るリズム etc.
【コラム1】ちゃうちゃうちゃうんちゃう?

第二章 歌う大阪弁
・「オーマーエーハーアーホーカー」
・アクセントでバレる「エセ関西弁」
・自然とメロディーになる
・祇園祭宵宮のろうそく売り
・テレビCMにあふれる関西アクセント
・なぜ関西アクセントはメロディーが豊富なのか etc.
【コラム2】ソースの二度漬け禁止やで

第三章 大阪弁・関西弁はひとつじゃない
・万城目学の小説と方言
・東日本の「~ない」、西日本の「~ん」、そして関西の「~へん」
・関西弁の使用地域
・関西弁の基層を作った京都方言
・北の地域は別の国
・「ほんもの」の大阪弁はあるのか etc.
【コラム3】地震や、揺れてはる

第四章 大阪弁はいつ、どのように生まれたのか
・歴史ドラマのうそ
・大阪の性格は変わり続けてきた
・古代、「大阪」はなかった
・大阪弁の基盤ができる
・コテコテ大阪弁の完成
・語彙から見た大阪弁の変化 etc.
【コラム4】アホちゃいまんねん、パーでんねん

第五章 大阪人は本当にケチか
・村上春樹作品と関西弁
・「役割語」から見た関西弁キャラ
・相田彦一(『SLAM DUNK』)
・保科宗四郎(『怪獣8号』)
・後藤義雄(『地面師たち』)
・平成・令和の関西弁キャラクターの特徴 etc.
【コラム5】「さん」と「はん」

第六章 大阪人のコミュニケーションはどこがちがうのか
・おつりは二〇〇万円!
・「正しく」も大事だが「楽しく」も大事
・ボケとツッコミという文化
・大阪の芸能は大阪的コミュニケーションの歴史を映し出す
・しゃべくり漫才の発生と展開
・大阪人はストリートファイター etc.
【コラム6】「自分」って誰?

第七章 日本語話者はなぜ大阪弁に魅せられるのか
・在阪アナウンサーの思い
・他方言を受け入れる二つの動機
・関西弁取り込みの新層と新古層
・大阪弁のポストモダン性
・テレビが広めた関西弁「どんくさい」
・「知らんけど」はなぜ受けるのか etc.
【コラム7】ゆうた、しもた、こうた、わろた

おわりに

参考文献
資料出典
詳細を表示する