書籍詳細

書籍のレビュー・概要

東京芸術大学の前身、東京美術学校の波乱の歴史をたどりながら、明治維新以後の日本美術の、西洋との出会いと葛藤を描く。フェノロサ、岡倉天心、黒田清輝、横山大観……。国粋と国際派の勢力争いの中、戦争へと突き進む時代にもまれながら、日本美術はいかに模索され、戦後の近代美術へ展開していったのだろうか。

東京美術学校物語

Takumi ブックス

東京美術学校物語

国粋と国際のはざまに揺れて

著者・関係者
新関 公子 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2025/03/19
体裁
新書・256頁
ISBN
9784004320586
在庫状況
在庫あり

価格:1,056 円

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著者略歴

  • 新関(杉本)公子(にいぜき・きみこ) 1940年新潟県長岡市生まれ.1965年東京芸術大学大学院修士課程修了,東京芸術大学芸術資料館(現東京芸術大学大学美術館)に勤務(─1974年). 2002年東京芸術大学美術館教授,現在,名誉教授.専攻,美術史. 2012年『ゴッホ 契約の兄弟──フィンセントとテオ・ファン・ゴッホ』(ブリュッケ,2011)で吉田秀和賞受賞. 主要著書に『「漱石の美術愛」推理ノート』(平凡社,1998),『セザンヌとゾラ──その芸術と友情』(ブリュッケ,2000),『森鷗外と原田直次郎──ミュンヘンに芽生えた友情の行方』(東京藝術大学出版会,2008),『根源芸術家 良寛』(春秋社,2016),『歌麿の生涯──写楽を秘めて』(展望社,2019) 翻訳書にエリック・シェーンズ『ダリ』(岩波書店「岩波世界の巨匠」,1992),サイモン・ウィルソン『シュルレアリスムの絵画』(西村書店「アート・ライブラリー」,1997)など.

目次

  1. まえがき――『東京美術学校物語』の基礎としての『東京芸術大学百年史』の存在について 第一章 日本はいつ西洋と出会ったか――キーワードは遠近法 第二章 ジャポニスムの誕生――慶応三年パリ万国博覧会への参加 第三章 欧化を急げ――明治初期の国際主義的文化政策 第四章 反動としての国粋主義の台頭 第五章 美術学校設立の内定とフェノロサ、岡倉の欧米視察旅行 第六章 国粋的美術学校の理念の確立にむけて 第七章 開校された美術学校――フェノロサ、岡倉の教育プログラム 第八章 図案科、西洋画科の開設と岡倉の失脚 第九章 一九〇〇年パリ万国博覧会への参加 第一〇章 正木直彦校長時代の三〇年と七ヶ月 第一一章 和田英作校長時代の四年間 第一二章 戦時下の東京美術学校とその終焉 『東京美術学校物語』関連年表 あとがき

本文紹介

東京芸術大学の前身、東京美術学校の波乱の歴史をたどりながら、明治維新以後の日本美術の、西洋との出会いと葛藤を描く。

抜粋:東京芸術大学の前身、東京美術学校の波乱の歴史をたどりながら、明治維新以後の日本美術の、西洋との出会いと葛藤を描く。フェノロサ、岡倉天心、黒田清輝、横山大観……。国粋と国際派の勢力争いの中、戦争へと突き進む時代にもまれながら、日本美術はいかに模索され、戦後の近代美術へ展開していったのだろうか。