書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「奴隷解放の父」として、史上最も尊敬を集めてきた大統領であるエイブラハム・リンカン(一八〇九―六五)。何百万もの黒人奴隷を国内に抱えるなかで迎えた南北戦争という分断の危機において、彼はいかにして「人民の共和国」という統合の理念を構想しえたのか。政治的リーダーシップの源泉を問う評伝。

リンカン

Takumi ブックス

リンカン

「合衆国市民」の創造者

著者・関係者
紀平 英作 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2025/02/20
体裁
新書・244頁
ISBN
9784004320548
在庫状況
在庫あり

価格:1,100 円

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著者略歴

  • 紀平英作(きひら・えいさく) 京都大学名誉教授.歴史家(近現代世界史).1946年生まれ.京都大学文学部史学科現代史学専攻卒.博士(文学) 主著―『ニューディール政治秩序の形成過程の研究――20世紀アメリカ合衆国政治社会史研究序説』(京都大学学術出版会,1993年),『パクス・アメリカーナへの道――胎動する戦後世界秩序』(山川出版社,1996年),『世界の歴史 第23巻 アメリカ合衆国の膨張』(亀井俊介氏との共著,中央公論社,1998年.のち中公文庫,2008年),『ニュースクール――20世紀アメリカのしなやかな反骨者たち』(岩波書店,2017年),『奴隷制廃止のアメリカ史』(岩波書店,2022年),『始動する「アメリカの世紀」――両大戦間期のアメリカと世界』(山川出版社,2024年)など

目次

  1. はじめに 凡 例 序 章 時代と、運命を背負って 第一章 フロンティアに生きて――一八〇九〜四八年 第一節 フロンティアを這いずるように 第二節 政治家へ 第三節 開発政治家から自由労働論の展開 第四節 リンカンの特徴 第二章 翼をえた竜のごとく――一八四九〜六〇年 第一節 変わる合衆国の領土と政治景観 第二節 変化するリンカン 第三節 イリノイ共和党の形成に向けて 第四節 大統領への道 第三章 襲い来る内戦と奴隷解放宣言――一八六一〜六三年 第一節 大統領選挙勝利から内戦の勃発へ 第二節 連邦を守る戦いとは 第三節 最高司令官としてのリンカン 第四節 奴隷制問題の浮上 第五節 奴隷解放宣言の決断 第四章 「業火の試練」を背負って――一八六三〜六五年 第一節 人種差別主義の問題 第二節 新たな平等論の台頭 第三節 苦悩に満ちた一八六四年 第四節 リンカンがたどり着く新しい国民像 第五章 新しい共和国の光と影 第一節 歓喜と暗黒が交錯した日 第二節 リンカンの死を越えて 第三節 発足する新憲法体制 終 章 伝説化するリンカンと現代 第一節 創られる神話と国民意識 第二節 南部をも包含するものとして 第三節 現代における政治の復権に向けて 史料・参考文献一覧

本文紹介

「奴隷解放の父」として、史上最も尊敬を集めてきた大統領であるエイブラハム・リンカン。そのリーダーシップの源泉を問う。

抜粋:「奴隷解放の父」として、史上最も尊敬を集めてきた大統領であるエイブラハム・リンカン(一八〇九―六五)。何百万もの黒人奴隷を国内に抱えるなかで迎えた南北戦争という分断の危機において、彼はいかにして「人民の共和国」という統合の理念を構想しえたのか。政治的リーダーシップの源泉を問う評伝。