書籍詳細

書籍のレビュー・概要

有効な学習法とはどういうものか。外国語が身につくとき、学習者にどんな変化がおきているのか。いつどこでも勉強できる辞書や教材がネットに豊富にあり、オンラインコミュニケーションの発達によって外国語を使う機会が増えた今こそ、学習法を見直そう。ロングセラーの初版に補章やコラムを加え、最新の状況に対応した新版。

新版 外国語学習に成功する人、しない人

Takumi ブックス

新版 外国語学習に成功する人、しない人

第二言語習得論への招待

著者・関係者
白井 恭弘 著
カテゴリ
自然科学書
刊行日
2025/02/20
体裁
B6・並製 ・134頁
ISBN
9784000297301
在庫状況
在庫あり

価格:1,540 円

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著者略歴

  • 白井恭弘(しらい・やすひろ) 上智大学外国語学部英語学科卒業.浦和市立高校教諭(在職中に早稲田大学専攻科英語英文学専攻修了)を経て,カリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学,修士課程(英語教授法専攻),博士課程(応用言語学専攻)修了,Ph.D.(応用言語学).大東文化大学英語学科助教授,コーネル大学現代語学科助教授,同アジア研究学科准教授,香港中文大学日本研究学科教授,ピッツバーグ大学言語学科教授などを経て,現在ケースウェスタンリザーブ大学認知科学科教授.専門は言語学,言語習得論. 著書に『外国語学習の科学』『ことばの力学』(ともに岩波書店),『英語教師のための第二言語習得論入門』(大修館書店),『英語はもっと科学的に学習しよう』(中経出版/KADOKAWA),Connectionism and second language acquisition(Routledge), The handbook of East Asian psycholinguistics: Vol. 2, Japanese(Cambridge University Press, 共編著)などがある.

目次

  1. 新版へのまえがき プロローグ 外国語学習に王道はあるか 第二言語習得研究とは何か 経験至上主義から科学的アプローチへ 1 日本人はなぜ英語が下手なのか──その1 動機づけ 動機づけが低いと外国語学習の成功は不可能 動機づけはどこからくるか 統合的動機づけと道具的動機づけ にわとりが先かたまごが先か 2 日本人はなぜ英語が下手なのか──その2 母語の影響 言語間の距離で習得難度は決まる 日本人は韓国語なら、すぐうまくなる? 言語転移 転移は言語に特有の現象ではない 母語によらない普遍的な習得順序はあるか 日本人に特有の習得順序 言語転移はいつおこるか 無理して話すと変な英語が身につく 典型的と思えるものだけ直訳する Give me a break=休みをください? 正の転移と負の転移 言語間の距離が近いほど転移がおこりやすい 言語間のマッピング 発音は母語の干渉が強い 文化も干渉するか 3 外国語学習に成功する人、しない人 どんな学習者が第二言語習得に成功するか 年齢要因(臨界期仮説) 若ければ若いほどよいか なぜ年齢が外国語習得の成功を決定するのか 人種の影響? 個人差の要因 外国語学習の適性とは何か 適性テスト 外国語ができると知性がある? 知性と外国語学習適性の関係 女性のほうが外国語学習に向いているか 外向的な人が成功するか 自己抑制をあまりしないほうがよい? 4 外国語が身につくとはどういうことか 言語習得は聞くだけでおこる?──インプット仮説 聴解優先教授法の圧倒的効果 テレビから言語習得ができるか わかるが話せないバイリンガル インプット+「アウトプットの必要性」が習得のカギ 「英語で考える」とは コラム◎テクノロジーと外国語学習 言語習得のメカニズム 知っているのに使えない知識 無意識的な習得とは 知識の自動化モデル なぜ三単現の-sがいつまでたっても使えないのか 外国語を話しているときは頭が悪くなる? インプット仮説か自動化モデルか 5 どんな学習法なら効果があがるのか 外国語学習理論の前史 言語学と心理学による学習理論 「第二言語習得研究」の誕生 誤用分析の限界 中間言語分析 第二言語習得研究における重要な発見 習得順序 教えることで効果はあるのか 教えることで習得順序を変えられるか 教えることにより学習者の志向を変えられる 形式中心から意味中心へ 日本は相変わらず形式中心 文法訳読方式の功罪 コラム◎入試と外国語学習 自然なインプットとアウトプットの効用 補章 生成AIの衝撃 フェイクを見破ることが困難に 外国語学習への応用 生成AIの問題点 ハルシネーション うまく付き合うことが肝心 付録 知っておきたい外国語学習のコツ インプット アウトプット 単語・熟語 発音・音声 文法 動機づけ 3カ月の学習で15分間会話ができるようになる学習法 おわりに 参考文献

本文紹介

いつどこでも勉強できる辞書や教材がネットに豊富にあり、オンラインで外国語を使う機会が増えた今こそ、学習法を見直そう。

抜粋:有効な学習法とはどういうものか。外国語が身につくとき、学習者にどんな変化がおきているのか。いつどこでも勉強できる辞書や教材がネットに豊富にあり、オンラインコミュニケーションの発達によって外国語を使う機会が増えた今こそ、学習法を見直そう。ロングセラーの初版に補章やコラムを加え、最新の状況に対応した新版。