書籍詳細

書籍のレビュー・概要

【特集1】1995 終わりと始まり 戦後50年を迎える年、阪神地方では早朝、強い揺れに襲われ、東京都心の地下鉄網は列車内の毒物散布により大混乱し、沖縄本島北部では、米兵らによる少女暴行事件が起きた。 経済はバブル崩壊を経て低迷に入るなか、金融機関の不良債権問題が表面化し、破綻も相次いだ。 それから30年。世界情勢は大きく変化を遂げた。だが、当時の喪失、そして停滞から、いまも日本は脱け出せずにいる。 あの年、何を突きつけられたのか。戦後80年の始まりに、1995の意味と向き合う。 【特集2】そしてアメリカは去った 曲がりなりにも民主主義や人権の価値を唱えてきたアメリカ。だが、自国第一主義の姿勢を隠さないトランプ次期大統領に、前政権期よりさらに大きな権力が集中することになる。 国際社会への波紋は避けられない。長期化してきたウクライナ、ガザでの戦争への影響は計り知れず、気候変動対策の後退も懸念される。同盟国としてアメリカに追従してきた日本もその例外ではない。 超大国の転換は、世界情勢になにをもたらすのか。「アメリカなき世界」の行く末を展望する。

世界 2025年1月号

Takumi ブックス

世界 2025年1月号

著者・関係者
著者情報準備中
カテゴリ
体裁
312頁
ISBN
情報準備中

価格:1,045 円

カートを見る

著者略歴

  • 著者略歴は現在準備中です。

目次

  1. ┏━━━┓ ┃特集 1┃1995 終わりと始まり ┗━━━╋…──────────────────────────────── この国の貌が見える特異点 赤坂真理(作家) 村山政権という問い 宮城大蔵(中央大学) 変わろうとした沖縄、変える気がなかった日米両政府 山本章子(琉球大学) 「オウムの村」の庭で――記録と記憶のレンズ 荒井由佳子(映像ディレクター) 性暴力と女性たちの声──日本軍「慰安婦」問題の三〇年 古橋 綾(岩手大学) 続く大地動乱の時代 「過剰文明」からの脱却を 石橋克彦(神戸大学名誉教授) 〈対談〉 「何も起こらない」はずの日本で リチャード・ロイド・パリー(英ザ・タイムズ紙)×西村カリン(ジャーナリスト) ┏━━━┓ ┃特集 2┃そしてアメリカは去った ┗━━━╋…──────────────────────────────── 〈座談会〉 戦争を止められるか──「国際秩序」の果てから 川島 真(東京大学)×酒井啓子(千葉大学)×三牧聖子(同志社大学) 「力の支配」に向かう世界 藤原帰一(順天堂大学特任教授) ナクバという《ジェノサイド》──抗すべきは「大量虐殺」だけではない 岡 真理(早稲田大学) 正義はどこに──イスラエル/パレスチナの声を訪ねて 鴨志田 郷(NHK解説主幹) 悪法と戦争──ロシア政府がチャイルドフリーを弾圧する背景 奈倉有里(ロシア文学研究者) アメリカ最高裁と「生きた憲法」の黄昏 西崎文子(東京大学名誉教授) 誰が大統領を選ぶのか?──選挙人団の歴史的起源 上村 剛(関西学院大学) ロングフォーム・ポッドキャストの勝利 若林 恵(編集者/黒鳥社) ジェノサイドが生んだアイロニー──革命国家ルワンダの光と影 武内進一(東京外国語大学) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 作られた「逆転のストーリー」──ルポ 兵庫県知事選 松本 創(ノンフィクションライター) 〈対談〉 昭和の生、時代の傷 澤地久枝(ノンフィクション作家)×梯久美子(ノンフィクション作家) 〈スケッチ〉 物語の端っこ 角野栄子(児童文学作家) 〈シリーズ夜店〉 変化のなかの「本の街」──神保町という現象 スーザン・テイラー(人類学者) 〈ルポ〉 能登の書店 稲泉 連(ノンフィクション作家) 〈インタビュー〉 同じ災害はふたつとない── “紙のログハウス”から考えてきたこと 坂 茂(建築家) 地域社会の疲弊、マルチハザード化する災害 廣井 悠(東京大学) 〈新連載〉 アジアとアメリカのあいだ 第1回 それぞれの帰る場所 望月優大(ライター) 〈新連載〉 この社会の社会学 第1回 社会学は大風呂敷を「正しく」広げられるか 北田暁大(東京大学) 〈対談〉 気候再生のために 特別編 「トランプ時代」の科学の使命 高村ゆかり(東京大学)×江守正多(東京大学) 〈対談〉 「光る君へ」の時代と政治 山本淳子(京都先端科学大学)×宇野重規(東京大学) 〈リレー連載〉 隣のジャーナリズム 戦争を書く 自分を疑う 前田啓介(読売新聞) 〈最終回〉 「拉致問題」風化に抗して 第13回 日本人拉致被害者に与えられた「革命任務」(その4) 蓮池 薫(新潟産業大学) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇「一〇三万円の壁」引き上げは若者を救うか 宮本太郎(中央大学) ◇見過ごされた難民 インド国境のミャンマー人 丹村智子(西日本新聞) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇読んで、観て、聴いて 新城和博(編集者) ◇本とチェック 第20回 「本とチェック」の出会い 金承福(クオン代表) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ひとりで暮らす私たち 第4回 いつまで働くのか? 和田靜香(ライター) あたふたと身支度 第4回 どんな服を着ていても 高橋純子(朝日新聞) 彼女たちの「戦後」 第5回 田辺聖子──恋愛の思想と「戦中派」 山本昭宏(神戸市外国語大学) 最後は教育なのか? 第7回 学校は自腹で成り立っていた──福嶋尚子さんに聞く 武田砂鉄(ライター) 脳力のレッスン(271) 特別篇 二四年衆院選・米大統領選と二〇年代日本の運命 寺島実郎 片山善博の「日本を診る」(182) 「一〇三万円の壁」から見える政治の病理 片山善博(大正大学) 「変わらない」を変える 第20回 「ガラスの天井論」の罠 三浦まり(上智大学) ドキュメント激動の南北朝鮮 第329回(24・10~11) 編集部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡──アレック・ソス『I Know How Furiously Your Heart is Beating』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙木版画 久保舎己(表紙 もえる人、裏表紙 妻のねがお 1980) ○キャラクター・扉絵 西村ツチカ ○アートディレクション 須田杏菜 ○本文デザイン 大原由衣+安賀裕子

本文紹介

【特集1】1995 終わりと始まり 【特集2】そしてアメリカは去った

抜粋:【特集1】1995 終わりと始まり 戦後50年を迎える年、阪神地方では早朝、強い揺れに襲われ、東京都心の地下鉄網は列車内の毒物散布により大混乱し、沖縄本島北部では、米兵らによる少女暴行事件が起きた。 経済はバブル崩壊を経て低迷に入るなか、金融機関の不良債権問題が表面化し、破綻も相次いだ。 それから30年。世界情勢は大きく変化を遂げた。だが、当時の喪失、そして停滞から、いまも日本は脱け出せずにいる。 あの年、何を突きつけられたのか。戦後8…