書籍詳細

書籍のレビュー・概要

全国各地で地方ローカル鉄道が存続の危機に瀕している。利用者の減少、施設の老朽化…、地域の人々に必要不可欠な「生活の足」を守るにはどうすればよいのか? 鉄道会社と自治体、そして地域住民が協力してさまざまな課題と向き合い、存続の道を模索した近江鉄道の事例を丹念にたどり、地域ローカル鉄道の未来を考える。

ガチャコン電車血風録

Takumi ブックス

ガチャコン電車血風録

地方ローカル鉄道再生の物語

著者・関係者
土井 勉 著
カテゴリ
ジュニア新書
刊行日
2025/01/17
体裁
新書・204頁
ISBN
9784005009954
在庫状況
在庫あり

価格:1,034 円

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著者略歴

  • 土井 勉(どい・つとむ) 一般社団法人グローカル交流推進機構理事長。NPO法人再生塾理事。 1950年京都市生まれ。名古屋大学大学院工学研究科修了。京都市役所、阪急電鉄株式会社、神戸国際大学経済学部教授、京都大学大学院工学研究科特定教授、大阪大学COデザインセンター特任教授を経て現職。京都大学より博士(工学)、技術士(建設部門)。専門は「総合交通政策とまちづくり」。 主な著作、「人口減少時代の公共交通」(日本経済新聞:やさしい経済学、2018年)、交通政策やまちづくり、クロスセクター効果に関する論文など多数。 これらに関連した交通政策やまちづくりに関する多くの行政委員などに就任。日本モビリティ・マネジメント会議:JCOMMマネジメント賞、日本都市計画学会:関西まちづくり賞、地域公共交通優良団体国土交通大臣表彰(NPO法人再生塾)など受賞多数。

目次

  1. はじめに 1.地域の足=全国の地域鉄道の96%が赤字!? 1‐1 「まち」が抱える「様々な不安」と移動の関係 1‐2 移動手段としての自動車と公共交通 1‐3 地方ローカル鉄道の存廃問題が急浮上 2.近江鉄道ってどんな電車?――辛苦是経営って何? 2‐1 近江鉄道の概要 2‐2 独特のレトロ感をいまに残す近江鉄道 2‐3 赤字が続いている近江鉄道 3.鉄道の存廃問題と上下分離方式 3‐1 鉄道を動かすために必要となるお金――経費 3‐2 なぜ鉄道の赤字が問題になるのか? 3‐3 地方ローカル鉄道の存廃問題と対応策 3‐4 上下分離方式という存続方策 4.近江鉄道のギブアップ宣言で延命か再生か、それとも廃線か? 4‐1 ギブアップ宣言と、その受け止め方 4‐2 近江鉄道の努力と存続の価値を見出す 4‐3 衝撃→不信→結束、関係者はどう前を向いたのか 5.近江鉄道存廃について白熱の議論――任意協議会はじまる 5‐1 任意協議会と地域公共交通総合研究所の報告書 5‐2 「地域公共交通ネットワークのあり方検討調査報告書」の概要 5‐3 存廃問題の最大の焦点と、さらに続く白熱議論 5‐4 存続、そして次の展開へ。動き出した議論 5‐5 近江鉄道沿線自治体首長会議でも、白熱議論 6.山あり谷ありのプロセスを乗り越えて法定協議会スタート ――なぜみんなが同じ方向を向くことができたのか? 6‐1 近江鉄道の「ギブアップ宣言」の三日月滋賀県知事の受け止め方 6‐2 法定協議会:開始早々の会長からの先制パンチ 6‐3 データとファクトを共有して一気に結論へ 6‐4 理解を深めた大人の遠足 7.全線存続に向けて一歩ずつ 7‐1 次の一手は存続形態を決めること 7‐2 沿線自治体の費用負担割合の決定 7‐3 法定計画とデータを見ない意見の克服 8.沿線の人々や企業が近江鉄道再生の背中を押す 8‐1 沿線の人々との接点の拡大 8‐2 2022年10月の「全線無料デイ」:もし空振りだったら......。 8‐3 市民からの発言「鉄道は道路整備と同じ感覚になる」 終章 上下分離、新生近江鉄道出発進行 参考資料 おわりに 謝 辞

本文紹介

地域の人々の「生活の足」を守るにはどうすればよいのか? 近江鉄道の事例をもとに地域ローカル鉄道の未来を考える。

抜粋:全国各地で地方ローカル鉄道が存続の危機に瀕している。利用者の減少、施設の老朽化…、地域の人々に必要不可欠な「生活の足」を守るにはどうすればよいのか? 鉄道会社と自治体、そして地域住民が協力してさまざまな課題と向き合い、存続の道を模索した近江鉄道の事例を丹念にたどり、地域ローカル鉄道の未来を考える。