書籍のレビュー・概要
レポートで満点をとったルーカスは、ほこらしい気持ちでいっぱい。でも家は電気代が払えず停電してるし、お母さんはレポートを見るまもなく働きに出ます。その晩、ルーカスはふしぎな光にさそわれ、とってもすばらしい人たちがいる場所にたどりつきますが……。ほんとうの幸せとはなにかを気づかせてくれる、大切な一冊。 ■訳者からのメッセージ この絵本の主人公ルーカスは、「とってもすばらしい」とはどういうことかを考えていきます。それは、なんの欠点もなくカンペキということなのでしょうか? それとも……? ブルーカラーのメキシコ人を父親にもつマット・デ・ラ・ペーニャは、自分の貧しかった子ども時代、自信をもてなかった子ども時代をふりかえって、そこから言葉をつむぎだしているのでしょう。でも、このテーマは、わたしたちのだれもが、どこかで、少なくとも一度は考えることでもあるように思います。 わたしも、自分の子ども時代をルーカスの体験に重ねて、思い出したり考えたりしながら訳しました。