書籍詳細

書籍のレビュー・概要

アレクサンドリアに生きた孤高のギリシャ語詩人、コンスタンティノス・カヴァフィス(一八六三―一九三三)。生前広く公刊されることのなかったその詩の大半は、歴史を題材にアイロニーの色調でうたうもの、あるいは同性との恋と官能を追憶としてよむものであった。訳者が長い年月をかけて訳出した全一五四詩を収録。 Web岩波「たねをまく」で解説の一部を公開中≫

カヴァフィス詩集

Takumi ブックス

カヴァフィス詩集

著者・関係者
カヴァフィス 著・池澤 夏樹 訳
カテゴリ
新書
刊行日
2024/12/13
体裁
文庫・478頁
ISBN
9784003770153
在庫状況
在庫あり

価格:1,364 円

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著者略歴

  • カヴァフィス 1863-1933. エジプトのアレクサンドリアに生きた孤高のギリシャ語詩人。 池澤 夏樹(いけざわ なつき) 作家・詩人。

目次

  1. ■一九一一年以前 [1]壁 [2]老人 [3]アキレウスの馬 [4]祈り [5]サルペードーンの葬儀 [6]蠟燭 [7]第一段 [8]老人の魂 [9]……オオイナル拒否ヲナシタル者 [10]中断 [11]窓 [12]テルモピュライ [13]約束違反 [14]蛮族を待ちながら [15]声 [16]欲望 [17]トロイ人 [18]デーメートリオス王 [19]ディオニュソス群像 [20]単調 [21]足音 [22]あの男だ [23]町 [24]サトラップ領 ■一九一一年 [25]三月十五日 [26]ことの決着 [27]ティアナの彫刻家 [28]神がアントーニウスのもとを去る [29]イオニア風 [30]プトレマイオス朝の栄光 [31]イタケー [32]危険 ■一九一二年 [33]ヘレネスの友 [34]ヘロデス・アッティクス [35]アレクサンドリアの王たち [36]戻っておくれ [37]教会にて ■一九一三年 [38]稀有のこと [39]できるかぎり [40]非売品 [41]わたしは行った ■一九一四年 [42]文法学者リシアスの墓 [43]エウリオノスの墓 [44]シャンデリア [45]はるか昔 ■一九一五年 [46]賢者は将に起らむとするところを知る [47]テオドトス [48]カフェの入口にて [49]彼は誓う [50]一夜 [51]朝の海 [52]描かれたもの [53]オロフェルネス [54]マグネシアの戦い [55]マヌエル・コムネノス [56]セレウキデスの不興 ■一九一六年 [57]よみがえる時 [58]路上で [59]エンディミオンの像の前にて ■一九一七年 [60]オスロエネの町で [61]通過 [62]六一〇年に二十九歳で死んだアンモネスのために [63]神々の一人 [64]夕刻 [65]悦楽 [66]灰色 [67]イアセスの墓 [68]アティールの月に [69]見つめすぎて―― [70]イグナティオスの墓 [71]一九〇三年の日々 [72]煙草屋の飾り窓 ■一九一八年 [73]カエサリオーン [74]肉体よ、思い出せ…… [75]ラネースの墓 [76]認識 [77]ネロの命数 [78]アレクサンドリアからの使者 [79]アリストブーロス [80]港に [81]アレクサンドリアの人アイミリアノス・モナエ 紀元六二八~六五五 [82]九時以来―― [83]その家の外 [84]隣のテーブル ■一九一九年 [85]午後の太陽 [86]居を定める [87]ヘブライの民の(紀元五〇年) [88]イメノス [89]船の上で [90]デーメートリオス・ソーテール(前一六二~一五〇) ■一九二〇年 [91]まことみまかられしや [92]シドンの若者たち(紀元四〇〇年) [93]翳が訪れる―― [94]ダレイオス [95]アンナ・コムネナ ■一九二一年 [96]亡命したビザンティンの一貴紳が詩を作る [97]そのはじまり [98]アレクサンドロス・バラスの寵児 [99]コマゲネの詩人イアソン・クレアンドルーの憂鬱 紀元五九五年 [100]デマラトス [101]芸術に托した [102]高名な哲学者の学校から [103]葡萄酒鉢の職人 ■一九二二年 [104]アカイア同盟のために戦った人々 [105]アンティオコス・エピファネスにむかって [106]古い本の中に―― ■一九二三年 [107]絶望の中で [108]ユリアヌスが軽侮について [109]コマゲネ王アンティオクスの墓碑銘 [110]シドンの劇場(紀元四〇〇年) ■一九二四年 [111]ニコメディアのユリアヌス [112]時が彼らを変える前に [113]彼は読もうとした―― [114]紀元前三一年、アレクサンドリアで [115]イオアニス・カンタクジノスが勝ったので ■一九二五年 [116]アンティオキアのテメトス 紀元四〇〇年 [117]色ガラスの [118]その人生の二十五年目に [119]イタリアの岸辺で [120]退屈な村で [121]ロードス島におけるティアナのアポロニオス ■一九二六年 [122]クレイトーの病気 [123]小アジアのある町で [124]セラペイオンの神官 [125]酒舗にて―― [126]司祭と信徒の大いなる行進 [127]シリアを去るソフィストに [128]ユリアヌスとアンティオキアの民 ■一九二七年 [129]アンナ・ダラシニ [130]一八九六年の日々 [131]二人の若い男、二十三ないし二十四歳 [132]古代以来ギリシャの [133]一九〇一年の日々 ■一九二八年 [134]あなたは理解しなかった [135]詩に巧みな二十四歳の若者 [136]スパルタで [137]素人画家である同い年の友人によって描かれた二十三歳の若者の肖像 [138]ある大きなギリシャの植民地で、紀元前二〇〇年 [139]西リビアから来た王子 [140]キモン、レアスコスの子、二十二歳、ギリシャ文学専攻の学生(キュレネにて) [141]シノピへの行軍の途中 [142]一九〇九、一〇、一一年の日々 ■一九二九年 [143]ミリス、アレクサンドリア、紀元三四〇年 [144]アレクサンドロス・イアナイオスとアレクサンドラ [145]よく似合う白いきれいな花 [146]さあ、あなたはラケダイモンの王 [147]同じ場所に ■一九三〇年 [148]玄関の鏡 [149]彼は品質を訊ねた―― [150]少しは気を配って ■一九三一年 [151]古代ギリシャ=シリアの魔術師の処方を使って [152]紀元前二〇〇年に ■一九三二年以降 [153]一九〇八年の日々 [154]アンティオキアの郊外で 解説(池澤夏樹) タイトル索引

本文紹介

二〇世紀初めのアレクサンドリアに生きたギリシャ詩人の全一五四詩。歴史を題材にしたアイロニー,そして同性愛者の官能と哀愁

抜粋:アレクサンドリアに生きた孤高のギリシャ語詩人、コンスタンティノス・カヴァフィス(一八六三―一九三三)。生前広く公刊されることのなかったその詩の大半は、歴史を題材にアイロニーの色調でうたうもの、あるいは同性との恋と官能を追憶としてよむものであった。訳者が長い年月をかけて訳出した全一五四詩を収録。 Web岩波「たねをまく」で解説の一部を公開中≫