書籍詳細

書籍のレビュー・概要

キング牧師に代表される公民権運動と、マルコムXに象徴されるブラック・パワー運動。非暴力/暴力の二分法のもと分別されてきた両者を「黒人自由闘争」という枠組みに統合し、1930年代から続く一つの歴史として描き直す。 ■ 貴堂嘉之(アメリカ史)さん推薦 アクティビストたちの共闘・対立を見事に活写し、日本における黒人史の語りを刷新する、BLM運動時代の決定版 ■ 三牧聖子(アメリカ政治外交)さん推薦 「非暴力が社会を変えた」「よき市民になれば差別はされない」ーーレイシズムをめぐる神話は徹底的に解体されねばならない。真の自由のために

〈黒人自由闘争〉のアメリカ史

Takumi ブックス

〈黒人自由闘争〉のアメリカ史

公民権運動とブラック・パワーの相剋

著者・関係者
藤永 康政 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/12/25
体裁
四六・上製 ・438頁
ISBN
9784000229821
在庫状況
在庫あり

価格:4,620 円

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著者略歴

  • 藤永康政(ふじなが・やすまさ) 日本女子大学文学部英文学科教授.東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了.山口大学人文学部准教授,ミシガン大学アフリカン&アフロアメリカン研究所客員研究員を経て,2018年から現職.専攻はアメリカ黒人の歴史,公民権運動/ブラックパワー運動.著書に『「ヘイト」の時代のアメリカ史』(共著,彩流社,2017年),『「いま」を考えるアメリカ史』(共編著,ミネルヴァ書房,2022年)ほか,訳書にマイク・マークシー『モハメド・アリとその時代』(未來社,2001年),バーバラ・ランスビー『ブラック・ライヴズ・マター運動誕生の歴史』(彩流社,2022年)ほか.

目次

  1. 本書に登場する団体・機関・機構とその略称 序 章 黒人自由闘争の歴史へ 一 「公民権運動の正史」の諸問題 二 「長い公民権運動論」と黒人自由闘争 三 本書の構成と目的 補遺 用語について 第一章 黒人自由闘争と公民権ユニオニズム 一 自動車産業と黒人労働者 二 戦時愛国主義と公民権ユニオニズムの誕生 第二章 学生非暴力調整委員会の誕生 一 シットインの衝撃 二 エラ・ベイカーと黒人自由闘争 三 「非暴力」の運動の実相 第三章 公民権運動の急進化と冷戦公民権 一 急進化する公民権運動 二 「アメリカのディレンマ」と冷戦公民権 第四章 ロバート・F・ウィリアムスの抵抗 一 公民権運動のオルタナティヴ 二 ロバート・F・ウィリアムスの来歴と武装自衛論 三 武装自衛論とラディカルたちの想像力 第五章 北部の黒人自由闘争とマルコムX 一 ニューヨークのアクティヴィズム 二 黒人ラディカルの世界とマルコムX 第六章 ストークリー・カーマイケルとブラック・パワーの興隆 一 カーマイケルの来歴 二 闘争最前線の非暴力直接行動 三 「われわれはブラック・パワーを要求する」 第七章 ブラック・パンサー党と黒人ラディカルたちのイマジネーション 一 カーマイケルの理論と実践 二 ブラック・パンサー党の登場 三 黒人ラディカル統一戦線の模索 終 章 灰燼のなかで――デトロイト黒人ラディカルの闘争 一 都市暴動/叛乱の遠近法 二 デトロイト黒人ラディカルと黒人自由闘争 三 リベラリズムと黒人ラディカリズム エピローグ――二一世紀の黒人自由闘争へ 注 写真出典一覧 あとがき

本文紹介

アメリカ現代史の語りを書き換える野心作!

抜粋:キング牧師に代表される公民権運動と、マルコムXに象徴されるブラック・パワー運動。非暴力/暴力の二分法のもと分別されてきた両者を「黒人自由闘争」という枠組みに統合し、1930年代から続く一つの歴史として描き直す。 ■ 貴堂嘉之(アメリカ史)さん推薦 アクティビストたちの共闘・対立を見事に活写し、日本における黒人史の語りを刷新する、BLM運動時代の決定版 ■ 三牧聖子(アメリカ政治外交)さん推薦 「非暴力が社会を変えた」「よき市民になれば差…