書籍詳細

書籍のレビュー・概要

一八四八年六月、革命後のフランス臨時政府による民衆への大弾圧が起きた。血塗られたツァーリの暴虐を遥かに超えるパリの惨劇は、ゲルツェンの思想を新しい境位に導く。専制支配はペテルブルクだけではない、ここにもある。かくして西欧への幻想は消えた。亡命後のゲルツェンを大きく揺さぶる出来事が続く。(全七冊)

過去と思索 (四)

Takumi ブックス

過去と思索 (四)

著者・関係者
ゲルツェン 著・金子 幸彦 訳・長縄 光男 訳
カテゴリ
新書
刊行日
2024/10/11
体裁
文庫・590頁
ISBN
9784003860434
在庫状況
在庫あり

価格:1,650 円

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著者略歴

  • ゲルツェン 1812-1870. 近代ロシアを代表する知識人.ロシア初の政治的亡命者.主著に『ロシアの革命思想』『向こう岸から』ほか. 金子 幸彦(かねこ ゆきひこ) 1912-1994. ロシア文学者.『プーシキン詩集』『イワンのばか』『オブローモフ主義とは何か』など訳書多数. 長縄 光男(ながなわ みつお) 1941年生.横浜国立大学名誉教授.ロシア社会思想史.著書に『評伝ゲルツェン』『ゲルツェンと1848年革命の人びと』ほか.訳書にゲルツェン『ロシアの革命思想』,同『向こう岸から』ほか.

目次

  1. 凡 例 ゲルツェン関係地図 ゲルツェン家系図 第五部 パリ、イタリア、パリ(一八四七―一八五二) 革命の前と後 第三十四章 西欧へ、パリへ 失われた旅券 手製の鼻 到着 第三十五章 共和国の蜜月 革ジャンパーを着たイギリス人 ノアイユ公 自由とマルセイユにおけるその胸像 修道院長シブールとアヴィニヨンの世界共和国 西欧小論集 その一 1 夢 2 嵐の中へ 第三十六章 フランスの四八年革命 《諸国民の論壇》 ミツキェーヴィチとラモン・デ・ラ・サグラ パリのコレラ 一八四九年六月十三日の合唱隊 ジュネーヴへの逃避行 第三十七章 ジュネーヴの亡命者たち ドイツの変革家たち マッツィーニ ガリバルディ オルシーニ メディチ、サッフィ ラヴィロン ロマン的伝統とゲルマン的伝統 「〈ラデツキ公爵〉号」での船旅 第三十八章 スイスの亡命者たち スイス ジェームス・ファージと亡命者たち モンテ・ローザ 西欧小論集 その二 1 〈悲嘆〉 2 〈追記〉 第三十九章 財産の救出 金と警察 皇帝ジェームス・ロスチャイルドと銀行家ニコライ・ロマノフ 警察と金 第四十章 スイスの市民権を求めて ヨーロッパ中央委員会 ニースのロシア総領事 幼児迫害 フォークト家の人たち シャテルでの歓迎 第四十一章 プルードン ピエール・プルードン 《人民の声》の発刊 つけたり 触れられた問題についての考察 1 嫉妬 2 結婚 3 女子教育 第四十二章 荒野に鳴く牛の声 クーデター 家庭の悲劇の物語 Ⅰ 一八四八年 兆し 発疹チフス Ⅱ ヘルヴェーク Ⅲ 心の動揺 Ⅳ さらに一年(一八五一年) Ⅴ ウソ 訳 注 訳者解説4 略年譜4

本文紹介

亡命後、フランス政府による流血事件を経験したゲルツェン。ここにも専制支配はある。かくして西欧への幻想は消えた。

抜粋:一八四八年六月、革命後のフランス臨時政府による民衆への大弾圧が起きた。血塗られたツァーリの暴虐を遥かに超えるパリの惨劇は、ゲルツェンの思想を新しい境位に導く。専制支配はペテルブルクだけではない、ここにもある。かくして西欧への幻想は消えた。亡命後のゲルツェンを大きく揺さぶる出来事が続く。(全七冊)