書籍詳細

書籍のレビュー・概要

気候変動やそれに伴う生態系の変化により、生物多様性の保全が世界的な重要課題になり、近年、絶滅危惧種の保全策として再導入が活発化している。 国内の代表的な取り組みとしてはコウノトリやトキの事例が挙げられるだろう。だが最近では、昆虫や魚類、貝類、植物を含め、多くの種の再導入が始まっており、それを支える飼育・繁殖、そして遺伝子資源の冷凍保存プロジェクトも進行している。 取り組みの最前線やその課題を追い、いま私たち人間に何が求められているのかを考える。

科学 2024年9月号

Takumi ブックス

科学 2024年9月号

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96頁
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価格:1,760 円

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目次

  1. 【特集】絶滅危惧種の再導入をめぐる動向と課題 絶滅危惧種の“導入”――危機対応としての取り組みと課題……宮下直 絶滅危惧種の保全における遺伝情報の役割――基礎から先端研究まで……中濱直之 ワンプランアプローチによる絶滅危惧種保全活動――遺伝資源保存の役割……大沼学 腸内細菌移植によるライチョウの野生復帰の試み……土田さやか・牛田一成 タナゴ類における再導入の現状と課題――ミヤコタナゴ,ゼニタナゴにおける取り組み……諸澤崇裕 保全の主流でない,“陸産貝類”の野生復帰への道のり……森英章 地域社会におけるコウノトリの野生復帰――住民の受け入れとその将来像……本田裕子 再導入を超えて――移住支援,遺伝的支援,脱絶滅……宮下直 [巻頭エッセイ] プラネタリウム誕生100周年――機械仕掛けの宇宙から無限の宇宙へ……木村かおる テングザルから紐解く人類社会の進化……松田一希 がんとは何か――分子からのアプローチ6……野田亮 [連載] 人間の言語能力とは何か――生成文法からの問い【番外編3】 〈鼎談〉言語学と機械学習の「共闘」は可能か?(前編)……折田奈甫・窪田悠介・次田瞬 ナナメから見る物理学6 世界は3次元か?……村田次郎 言語研究者,ユーラシアを彷徨う3 アムール河中流の漁撈民――ナーナイ語の現地調査へ……風間伸次郎 日常身辺の確率的諸問題7 どうすればお金持ちになれるのか?……原啓介 3.11以後の科学リテラシー140……牧野淳一郎 [科学通信] 生物多様性の保全と外来種問題――外来オオサンショウウオ問題を例として……西川完途 ショクダイオオコンニャクのいのちをつなぐ――世界最大級の「花」をつける絶滅危惧種の結実……堤千絵 海底を覆う鬼界カルデラ巨大噴火の噴出物……清水賢・島伸和 次号予告 表紙デザイン=佐藤篤司

本文紹介

【特集】絶滅危惧種の再導入をめぐる動向と課題

抜粋:気候変動やそれに伴う生態系の変化により、生物多様性の保全が世界的な重要課題になり、近年、絶滅危惧種の保全策として再導入が活発化している。 国内の代表的な取り組みとしてはコウノトリやトキの事例が挙げられるだろう。だが最近では、昆虫や魚類、貝類、植物を含め、多くの種の再導入が始まっており、それを支える飼育・繁殖、そして遺伝子資源の冷凍保存プロジェクトも進行している。 取り組みの最前線やその課題を追い、いま私たち人間に何が求められているのかを…