書籍詳細

書籍のレビュー・概要

世界の美しさと、人間の苦しみと――双方に忠実であろうとしつつ、生きる意味を探求し続けた作家、カミュ。『異邦人』『ペスト』をはじめとする作品は、時をこえて私たち自身の生をも映し出している。アルジェリアでの出生から不慮の死まで、生涯に沿ってテクストをよみとく。「不条理」の先に作家は何を見ていたのか?

アルベール・カミュ

Takumi ブックス

アルベール・カミュ

生きることへの愛

著者・関係者
三野 博司 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2024/09/20
体裁
新書・240頁
ISBN
9784004320357
在庫状況
在庫あり

価格:1,056 円

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著者略歴

  • 三野博司(みの・ひろし) 1949年,京都市生まれ.京都大学卒業.クレルモン=フェラン大学文学博士. 現在―奈良女子大学名誉教授,国際カミュ学会副会長,日本カミュ研究会会長. 著書―Le Silence dans l'œuvre d'Albert Camus(José Corti) 『新・リュミエール フランス文法参考書』(森本英夫と共著,駿河台出版社) 『カミュ『異邦人』を読む――その謎と魅力』(彩流社) 『「星の王子さま」事典』(大修館書店) 『カミュを読む――評伝と全作品』(大修館書店)

目次

  1. はじめに 第一章 アルジェリアの青春――「節度なく愛する権利」 1 貧民街の少年 2 習作から最初の出版へ 3 地中海の霊感 第二章 不条理の時代――「世界の優しい無関心」 1 『異邦人』――戦時下パリ文壇への登場 2 パリの劇作家 第三章 反抗の時代――「われ反抗す、ゆえにわれらあり」 1 レジスタンスから解放へ 2 『ペスト』――長い労苦の果ての成功作 3 反抗と正義の戯曲 4 冷戦時代の論争 第四章 再生へ向けて――「孤独と読むか、連帯と読むか」 1 失意の時代とアルジェリア戦争 2 『転落』――周囲を驚かせた傑作 3 ノーベル文学賞 第五章 愛の時代――「私の夢見る作品」 1 不慮の死と遺作 2 『最初の人間』――未完の自伝的小説 コラム カミュと日本 おわりに 図版出典一覧 主要参考文献 カミュ略年譜

本文紹介

世界の美しさと、人間の苦しみと――「不条理」の先に作家は何を見ていたのか? 『異邦人』『ペスト』などの作品群をよみとく。

抜粋:世界の美しさと、人間の苦しみと――双方に忠実であろうとしつつ、生きる意味を探求し続けた作家、カミュ。『異邦人』『ペスト』をはじめとする作品は、時をこえて私たち自身の生をも映し出している。アルジェリアでの出生から不慮の死まで、生涯に沿ってテクストをよみとく。「不条理」の先に作家は何を見ていたのか?