書籍詳細

書籍のレビュー・概要

繊細複雑な文章と、その長さで文学史にそびえ立つ『失われた時を求めて』。岩波文庫版を全訳した編者が、生と死/愛と性/認識と忘却など、八つのテーマで選び抜いた断章は、あらすじを知らずとも、どの頁からでも気軽に楽しめる。人間と社会の深層をえぐる箴言と散文詩のような珠玉の文章には、世界の見方を一新する言葉が煌めく。

『失われた時を求めて』名文選

Takumi ブックス

『失われた時を求めて』名文選

著者・関係者
マルセル・プルースト 著・吉川 一義 編訳
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/09/06
体裁
四六・上製 ・カバー ・286頁
ISBN
9784000222464
在庫状況
在庫あり

価格:3,080 円

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著者略歴

  • マルセル・プルースト Marcel Proust(1871−1922) パリに生まれ,同地に没す.父親はパリ大学医学部教授.母親は裕福で教養ゆたかなユダヤ人.パリ大学文学部卒.正業につかず,主として親の遺産で暮らす.早くから文学に志し,初期の文集『楽しみと日々』(1896)の刊行や未完の小説『ジャン・サントゥイユ』の執筆(1895−1899頃),ジョン・ラスキンの翻訳『アミアンの聖書』(1904)および『胡麻と百合』(1906),物語体評論『サント=ブーヴに反論する』(1908−1910頃)などを経て,全7篇の長篇小説『失われた時を求めて』(1913−1927)を執筆(第5篇以降は死後出版). 吉川一義(よしかわ・かずよし) 1948年,大阪市生まれ.東京大学大学院博士課程満期退学.パリ・ソルボンヌ大学博士.京都大学名誉教授. 著書に,『プルースト美術館』(筑摩書房),『プルーストと絵画』(岩波書店),Proust et l'art pictural(Champion), Relire, repenser Proust(Collège de France),『『失われた時を求めて』への招待』(岩波新書),共編著に,『ディコ仏和辞典』(白水社),訳書に,プルースト『失われた時を求めて』(全14巻,岩波文庫)など.

目次

  1. はじめに 『失われた時を求めて』の全巻構成/主な登場人物/主な架空地名 Ⅰ 生と死 人生とは 眠り 病気と医学 老いと死 来世 Ⅱ 家族と友人 親子と夫婦 人間の長所と短所 友情 噓 Ⅲ 愛と性 恋の発端 乙女たちへの憧れ 恋するとは 恋の対象 性愛 嫉妬 愛の喪失と忘却 同性愛(ソドムとゴモラ) Ⅳ 社交界・戦争・先端技術 社会・社交界 政治・外交 戦争 電話・写真・乗り物 Ⅴ 花鳥風月 天気と自然 さまざまな花 鳥 Ⅵ 音・匂い・名 物音 匂い 美食の愉しみ 名と夢想 教会 Ⅶ 認識と忘却 知覚とイメージ 夢 確信・想いこみ 記憶 忘却 よみがえる過去 無数の自我 時間 空間 Ⅷ 文学と芸術 教養 文学と作家 芸術と芸術家 読者 批評 おわりに 図版一覧

本文紹介

二十世紀を代表する大長編のエッセンスを選び抜いた名文選。人間と社会の深層を描くプルーストの珠玉のことばが煌めく。

抜粋:繊細複雑な文章と、その長さで文学史にそびえ立つ『失われた時を求めて』。岩波文庫版を全訳した編者が、生と死/愛と性/認識と忘却など、八つのテーマで選び抜いた断章は、あらすじを知らずとも、どの頁からでも気軽に楽しめる。人間と社会の深層をえぐる箴言と散文詩のような珠玉の文章には、世界の見方を一新する言葉が煌めく。