書籍詳細

書籍のレビュー・概要

両親の遺品にあった若き日のラブレター。そこには息子として知る母ではなく、のびやかに想いを綴るひとりの女性がいた。大正十年、ピアノを学ぶ多喜子は、やがて高名な哲学者となる京大生の徹三と出会う。朝な夕なに手紙を交わし、気持ちを確かめあうふたり。そして、時を経ての愛の行方。珠玉の往復書簡集。寄稿・内田也哉子。

母の恋文

Takumi ブックス

母の恋文

谷川徹三・多喜子の手紙

著者・関係者
谷川 徹三 著・谷川 多喜子 著・谷川 俊太郎 編
カテゴリ
現代文庫
刊行日
2024/08/09
体裁
A6・並製 ・424頁
ISBN
9784006023638
在庫状況
在庫あり

価格:1,650 円

カートを見る

著者略歴

  • 谷川 徹三(たにかわ てつぞう) 1895年、愛知県常滑生まれ。哲学者。1922年、京都帝国大学哲学科卒業。28年、法政大学文学部教授となり、以後、国立博物館次長、法政大学総長などを歴任する。25年の初の著作『感傷と反省』以来、文芸、美術、宗教、思想に及ぶ広範な評論活動を行った。著書に『茶の美学』『調和の感覚』『自伝抄』など。1989年没。 谷川 多喜子(たにがわ たきこ) 1897年生まれ、京都府出身。父は政友会代議士の長田桃蔵。姉の花子も通った同志社女学校に学び、1918年、専門学部英文科を卒業。卒業後は音楽学校でピアノのレッスンを続けた。21年、大学生だった谷川徹三と音楽会で出会う。23年、結婚。31年、長男俊太郎誕生。1984年没。 谷川 俊太郎(たにかわ しゅんたろう) 1931年、東京生まれ。詩人。1952年『二十億光年の孤独』でデビュー。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、作詞、脚本など幅広い作品を発表し、さまざまな言語に翻訳されている。2022年には詩の国際大会「ストルガ詩祭」の最高賞「金冠賞」が授与された。

目次

  1. 写真・家系図 手紙 大正十(一九二一)年八月〜十二月 手紙 大正十一(一九二二)年一月〜十二月 手紙 大正十二(一九二三)年一月〜七月 三十年後の手紙(多喜子から徹三へ) 「母の恋文」あとがき……………谷川俊太郎 岩波現代文庫版あとがき……………谷川俊太郎 解説にかえて——谷川さんへの手紙……………内田也哉子

本文紹介

大正十年、多喜子は哲学を学ぶ徹三と出会い、手紙を通して愛を育む。両親の遺品から編んだ、珠玉の書簡集。寄稿・内田也哉子。

抜粋:両親の遺品にあった若き日のラブレター。そこには息子として知る母ではなく、のびやかに想いを綴るひとりの女性がいた。大正十年、ピアノを学ぶ多喜子は、やがて高名な哲学者となる京大生の徹三と出会う。朝な夕なに手紙を交わし、気持ちを確かめあうふたり。そして、時を経ての愛の行方。珠玉の往復書簡集。寄稿・内田也哉子。