書籍詳細

書籍のレビュー・概要

経済学は複雑な現実をより総合的に捉え、より広い社会的公正を促進する方向に進化できるか。宇沢弘文を継ぐゲーム理論と情報の経済学の大家が、利己的動機や評判の形成といったアプローチのドグマをあばき、サステナビリティの視点から「新しい資本主義」と「新しい社会主義」というシステム構想を披露する。

サステナビリティの経済哲学

Takumi ブックス

サステナビリティの経済哲学

著者・関係者
松島 斉 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2024/08/20
体裁
新書・248頁
ISBN
9784004320272
在庫状況
在庫あり

価格:1,056 円

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著者略歴

  • 松島 斉(まつしま・ひとし) 1960年東京生まれ. 現在―東京大学大学院経済学研究科教授 専攻―経済学,ゲーム理論 著書―『ゲーム理論はアート――社会のしくみを思いつくための繊細な哲学』(日本評論社)

目次

  1. はじめに 第1章 大義の経済学 1 私利私欲から大義へ 2 見えざる手を超える 3 サステナビリティ 4 SDGs(持続可能な開発目標) 5 コモンズの悲劇 6 オストロムの原則 7 センの笛 8 官僚主義と民主主義 9 グローバルコモンズ 10 新しい資本主義、新しい社会主義 11 サステナビリティとスピリチュアリティ 第2章 ドグマをあばく 1 経済学教育とサステナビリティ 2 オークションと貧困 3 VCGメカニズムと収奪 4 反ドグマ的ドグマ 5 プログラム化と自律性 6 トリアージと生産性 7 介護問題とサステナビリティ 第3章 新しい資本主義 1 大義のプラットフォーム 2 世界観としての企業文化 3 契約の束から社会的責任へ 4 サステナビリティ経営 5 営利企業と企業財団 6 社会的企業 7 地域活性化とクラウドファンディング 第4章 新しい社会主義 1 グローバルコモンズと国際協力 2 暗黙の協調 3 プレッジ・レビュー・アプローチと気候クラブ 4 国際秩序 5 量から税へ 6 不測の事態への耐性 7 新たな提案:新しい社会主義 8 格差是正とイノベーション 9 新しい社会主義の展望 第5章 社会的共通資本を超えて 1 社会的共通資本 2 サステナビリティ教育と人的資本 3 ヴェブレン 4 マルクス 5 企業文化と日本経済 6 経済学自体のサステナビリティ 7 スミスの共感 あとがき

本文紹介

宇沢弘文を継ぐゲーム理論と情報の経済学の大家が「新しい資本主義」と「新しい社会主義」というシステム構想を披露する。

抜粋:経済学は複雑な現実をより総合的に捉え、より広い社会的公正を促進する方向に進化できるか。宇沢弘文を継ぐゲーム理論と情報の経済学の大家が、利己的動機や評判の形成といったアプローチのドグマをあばき、サステナビリティの視点から「新しい資本主義」と「新しい社会主義」というシステム構想を披露する。