書籍詳細

書籍のレビュー・概要

SNS等に溢れるあいまい情報に飛びつかず、その不確実性に耐える力が輿論主義(デモクラシー)の土台となる。世論駆動のファスト政治、震災後のメディア流言、安保法制デモといった二〇一〇年代以降のメディア社会を回顧し、あいまいさに耐えられない私たちにネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)を伝授する。

あいまいさに耐える

Takumi ブックス

あいまいさに耐える

ネガティブ・リテラシーのすすめ

著者・関係者
佐藤 卓己 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2024/08/20
体裁
新書・222頁
ISBN
9784004320265
在庫状況
在庫あり

価格:1,012 円

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著者略歴

  • 佐藤卓己(さとう・たくみ) 1960年,広島県生まれ.京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学.東京大学新聞研究所助手,同志社大学文学部助教授,国際日本文化研究センター助教授,京都大学大学院教育学研究科教授などを経て, 現在─上智大学文学部新聞学科教授,京都大学名誉教授.専攻はメディア文化学. 著書─『大衆宣伝の神話』(ちくま学芸文庫) 『現代メディア史 新版』(岩波テキストブックス) 『『キング』の時代』(岩波現代文庫,日本出版学会賞・サントリー学芸賞受賞) 『言論統制 増補版』(中公新書,吉田茂賞受賞) 『八月十五日の神話』(ちくま学芸文庫) 『テレビ的教養』(岩波現代文庫) 『輿論と世論』(新潮選書) 『ファシスト的公共性』(岩波書店,毎日出版文化賞受賞) 『池崎忠孝の明暗』(創元社)など多数

目次

  1. はじめに――輿論主義のために 第一章 ファスト政治 1 政権交代選挙前、私はこう書いた(二〇〇九年七・八月) 2 マニフェスト選挙の消費者感覚(二〇一〇年一月) 3 ファスト政治と世論調査民主主義(二〇一〇年一〇月) 第二章 メディア流言 1 「想定外」の風土(二〇一一年五月) 2 危機予言とメディア・リテラシー(二〇一一年一〇月) 3 「災後」メディア文明論と「輿論2・0」(二〇一四年二月) 第三章 デモする社会 1 論壇はもう終わっている(二〇一四年二月) 2 「デモする社会」の論壇時評(二〇一二年八月) 3 ファスト政治と「輿論2・0」(二〇一〇年六月) 第四章 情動社会 1 世論調査の「よろん」とは?(二〇一六年二月) 2 もうパブリック・オピニオンはないのか(二〇一六年六月) 3 報道の自由度ランキング(二〇一六年一一月) 第五章 快適メディア 1 玉音から玉顔へ(二〇一七年一二月) 2 「変化減速」時代の快適メディア(二〇二〇年五月) 3 例外状況の感情報道(二〇二一年三月) 第六章 ネガティブ・リテラシー 1 戦争報道に「真実」は求めない(二〇二二年九月) 2 AI時代に必要な耐性思考(二〇二二年三月) 3 ネガティブ・リテラシーの効用(二〇二三年一一月) あとがき

本文紹介

二〇一〇年代以降のメディア社会のなかであいまいさに耐えられない私たちに、輿論主義のための「消極的な読み書き能力」を伝授。

抜粋:SNS等に溢れるあいまい情報に飛びつかず、その不確実性に耐える力が輿論主義(デモクラシー)の土台となる。世論駆動のファスト政治、震災後のメディア流言、安保法制デモといった二〇一〇年代以降のメディア社会を回顧し、あいまいさに耐えられない私たちにネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)を伝授する。