書籍詳細

書籍のレビュー・概要

天皇・側近たちの貴重な肉声が残された現代史の第一級史料、「昭和天皇拝謁記」。 翻刻 など にあたった著者陣がその読みどころをわかりやすく解説する。象徴天皇制を始動させるにあたり、天皇は何を考え、宮内庁はじめ周囲はどう動いたのか。最良の「拝謁記」副読本にして、現代の、そしてこれからの天皇制を考えるための必携本。

「昭和天皇拝謁記」を読む

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象徴天皇制への道

著者・関係者
古川 隆久 著・茶谷 誠一 著・冨永 望 著・瀬畑 源 著・河西 秀哉 著・舟橋 正真 著・吉見 直人 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/08/06
体裁
四六・並製 ・カバー ・300頁
ISBN
9784000616492
在庫状況
在庫あり

価格:2,860 円

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著者略歴

  • 古川隆久(ふるかわ・たかひさ) 1962年生.日本大学文理学部教授.『昭和天皇──「理性の君主」の孤独』(中公新書,2011年)ほか. 茶谷誠一(ちゃだに・せいいち) 1971年生.志學館大学人間関係学部教授.『象徴天皇制の成立──昭和天皇と宮中の「葛藤」』(NHKブックス,2017年)ほか. 冨永 望(とみなが・のぞむ) 1974年生.公益財団法人政治経済研究所研究員.『昭和天皇退位論のゆくえ』(吉川弘文館,2014年)ほか. 瀬畑 源(せばた・はじめ) 1976年生.龍谷大学法学部准教授.『平成の天皇制とは何か──制度と個人のはざまで』(共編,岩波書店,2017年)ほか. 河西秀哉(かわにし・ひでや) 1977年生.名古屋大学大学院人文学研究科准教授.『近代天皇制から象徴天皇制へ──「象徴」への道程』(吉田書店,2018年)ほか. 舟橋正真(ふなばし・せいしん) 1982年生.淑徳大学人文学部兼任講師.『「皇室外交」と象徴天皇制1960〜1975年──昭和天皇訪欧から訪米へ』(吉田書店,2019年)ほか. 吉見直人(よしみ・まさと) 1965年生.ジャーナリスト.著書に『終戦史──なぜ決断できなかったのか』(NHK出版,2013年)がある.

目次

  1. なぜ、いま「昭和天皇拝謁記」か……………古川 隆久 第一部 天皇は戦争をどう認識していたのか 1 責任転嫁の戦争観──皆反省すればわるい事がある……………茶谷誠一 2 一九五二年の「おことば」問題──然し戦争の事をいはないで反省の事がどうしてつなぐか……………冨永 望 コラム1 『西園寺公と政局』を読む昭和天皇 コラム2 東条英機と近衛文麿 コラム3 昭和天皇にとっての靖国神社 第二部 象徴天皇制はどうつくられたか 3 昭和天皇にとっての「象徴…」──健全な皇室に対する観念をもつと作興したい…………河西秀哉 4 水面下の二重外交──今後日本としてアメリカとは仲よくして行かなければならぬ……………茶谷誠一 5 昭和天皇と地方行幸──積極的に多少の危険を冒して出掛ける方が却て国の為によい……………瀬畑 源 6 昭和天皇の安全保障観──軍備といつても、国として独立する以上必要である……………冨永 望 コラム4 松谷誠と宮中 コラム5 天皇と吉田茂 コラム6 松平康昌の欧米視察と昭和天皇 コラム7 昭和天皇と共産党 第三部 新しい天皇像、新しい皇室像の模索 7 人間・昭和天皇の胸の内──長官だからいふのだが……………吉見直人 8 皇弟たちとの確執──皇室全体の首長で陛下はおありなのであります……………舟橋正真 9 皇太子への期待──皇太子様を完成と御考へ……………舟橋正真 10 皇籍離脱後の旧皇族と昭和天皇──栄典の一部として公爵、侯爵とかいふものをやるといふ事は考へられぬか……………河西秀哉 コラム8 「宮中服」問題 コラム9 皇居・御文庫 コラム10 皇太子妃選考をめぐって コラム11 拝謁のスタイル考 第四部 天皇を支えた人びと 11 宮内庁長官の仕事──廻り道はしても一旦きめたら不退転……………瀬畑 源 12 宮内庁長官・田島道治──其度毎にそれはいけませんと申続け……………吉見直人 13 侍従長三谷隆信の人と軌跡──侍従長としては誠に適当と存じます……………古川隆久 コラム12 牧野伸顕への信頼 コラム13 小泉信三の皇室での役割 コラム14 神谷美恵子と美智子妃 旧皇族家系図・天皇家系図 あとがき

本文紹介

第一級史料「昭和天皇拝謁記」の翻刻にあたった著者陣らがポイントを解説。最良の副読本にして、天皇制を考えるための必携本。

抜粋:天皇・側近たちの貴重な肉声が残された現代史の第一級史料、「昭和天皇拝謁記」。 翻刻 など にあたった著者陣がその読みどころをわかりやすく解説する。象徴天皇制を始動させるにあたり、天皇は何を考え、宮内庁はじめ周囲はどう動いたのか。最良の「拝謁記」副読本にして、現代の、そしてこれからの天皇制を考えるための必携本。