書籍詳細

書籍のレビュー・概要

試験前の一夜漬け。苦労して覚えても、終わればすぐに忘れてしまう。もっと効果的で効率的な学習方法はないのか。鍵は「記憶」にある。記憶のしくみを深く知り、上手に活かせば答えはひらめく。記憶のアウトソーシングが加速するAI時代。人間の創造性が問われる今こそ必要な、科学的エビデンスにもとづく記憶法のヒントを伝授する。

記憶の深層

Takumi ブックス

記憶の深層

〈ひらめき〉はどこから来るのか

著者・関係者
高橋 雅延 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2024/07/19
体裁
新書・210頁
ISBN
9784004320258
在庫状況
在庫あり

価格:1,012 円

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著者略歴

  • 高橋雅延(たかはし・まさのぶ) 1958年新潟県生まれ 1981年京都教育大学卒業,1986年京都大学大学院博士課程単位取得退学,1996年京都大学博士(教育学)取得.京都大学助手,京都橘大学助教授などを経て,聖心女子大学教授.2023年退職.聖心女子大学名誉教授 専攻―認知心理学 著書―『家族関係の闇が引き起こす「抑うつ」と,その解放』(英智舎) 『変えてみよう! 記憶とのつきあいかた』(岩波書店) 『認知と感情の心理学』(岩波書店) 『記憶力の正体』(ちくま新書) ほか

目次

  1. はじめに 記憶がいらなくなる時代 記憶は創造性の基礎 歳をとっても記憶力は伸びる? マイナスの思い込みを捨てる 記憶の深みへ 第1章 意味づけの効用 1 人間は意味を求めてしまう インクのシミに意味を見いだす 図形の動きにも意味を感じる 2 意味と記憶の関係 意味があると覚えやすい? 意味のないものは記憶しにくい 意味のあるものは記憶しやすい 3 知識がなければ理解はできない 「理解する」とはどういうことか? どんな知識が理解を促進する? ネクタイを買ったのはどんな男か? 知識で関係を補う 4 記憶を確実にする 良い記憶の秘訣 塗装用ロボットの話 記憶は技術である 第2章 注意の落とし穴 1 見えているのに気づかない ホームズの観察力 気づかないゴリラ 見ていないのに禁固刑? 熟練者でも気づかない 「追い出し」のはたらき 2 ワーキングメモリ 記憶の範囲 記憶を上書きする ワーキングメモリは学びの入口 3 マルチタスクの功罪 集中できない! 集中、中断、集中、中断、 完成欲求が尾を引く 4 不安の棚卸し ステレオタイプの裏づけ マインドレスからの脱却 第3章 イメージ記憶術 1 イメージを活用する 記憶範囲を超える 「限界は自分がつくる」 2 百聞は一見にしかず 絵や写真は記憶に残る 顔の記憶 3 イメージへの変換 関連づけの原則 驚異の超記憶力者 イメージ記憶は万能ではない 4 知識を構造化する 意味づけと関連づけのテクニック 思い出す手がかりをつくる 卓越記憶力者VPの連想活用術 連想の強力な引き出し効果 自分で「考える」ということ 第4章 記憶に根づかせる 1 効果的な復習方法 一万時間ルール 長くやればよいわけではない アウトプットを重視する インプットを分散させる 2 アウトプット学習法 私の「×印式勉強法」 アウトプットの有効性 テストを練習に変える なぜアウトプットがよいのか 3 スムーズさのわな スムーズさの感覚 覚えた気にさせるもの J.S.ミルのアウトプット学習 第5章 連想の力 1 無意識の記憶 忘却のパラドックス 忘却曲線はゼロにならない 覚えていないのに覚えている? 2 記憶の引き出し方 思い出す手がかり 連想が記憶を引き出す 連想は自動的に広がる 意識の控えの間 3 ひらめきは無意識の底から 創造的発見への四段階 ひらめきがやってくるとき 集中するとひらめかない 創造性の本質 人生の経験が連想を生みだす おわりに 記憶のアウトソーシングで失うもの 楽しむことが唯一の道 仕事の道程を楽しむ おもな参考文献 本書で紹介しているおもな研究

本文紹介

記憶のしくみを深く知り、上手に活かせば答えはひらめく。科学的エビデンスにもとづく記憶法と学習法のヒントを伝授する。

抜粋:試験前の一夜漬け。苦労して覚えても、終わればすぐに忘れてしまう。もっと効果的で効率的な学習方法はないのか。鍵は「記憶」にある。記憶のしくみを深く知り、上手に活かせば答えはひらめく。記憶のアウトソーシングが加速するAI時代。人間の創造性が問われる今こそ必要な、科学的エビデンスにもとづく記憶法のヒントを伝授する。