書籍詳細

書籍のレビュー・概要

沖縄戦が教えた真理「命どぅ宝」に魂が震えた丸木夫妻。それを絵に描きたい。「人間といのち」への深い鎮魂と洞察の軌跡をたどる物語。平和・協同ジヤーナリスト基金賞大賞、『キネマ旬報』日本映画ベスト3位に輝いた評判の映画を活字化。画家夫妻が未来へ残そうとした渾身の“ルポルタージュ絵画”は、どのように生まれたのか。

ドキュメント 『沖縄戦の図』全14部

Takumi ブックス

ドキュメント 『沖縄戦の図』全14部

丸木位里と丸木俊が描いた〈いのち〉の叙事詩

著者・関係者
河邑 厚徳 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/06/13
体裁
A5・並製 ・144頁
ISBN
9784000616423
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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著者略歴

  • 河邑厚徳(かわむら・あつのり) 1948年生まれ.映像ジャーナリスト・映画監督. 71年,東京大学法学部卒業後,NHK入局.主に文化教養番組で現代史・芸術・歴史・宗教関係のドキュメンタリーを担当.『私の太平洋戦争〜昭和万葉集より〜』『がん宣告』『シルクロード』『アインシュタインロマン』『エンデの遺言――根源からお金を問う』『インターネットドキュメンタリー・地球法廷』など数々のドキュメンタリーを手掛け,内外の受賞多数. 監督・脚本映画に『天のしずく――辰巳芳子“いのちのスープ”』,『しかし それだけではない。――加藤周一 幽霊と語る』,『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』,『丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部』(監督・撮影)など. 著書―『昭和二十年夏の日記』(編著,博文館新社)『チベット死者の書』,『エンデの遺言「根源からお金を問うこと」』(共著),『藝大生の自画像』,『手から心へ 辰巳芳子のおくりもの』(以上,NHK出版)『むのたけじ 笑う101歳』(平凡社新書)など

目次

  1. まえがき 序 章 『沖縄戦の図』との出会い Ⅰ 久米島 第一章 久米島の虐殺(1)(2) 最初の二枚は終戦後の島民の虐殺から始まった 第二章 亀甲墓/自然壕(ガマ) 墓で眠っていた先祖まで業火に焼かれた 闇の中でともったろうそくの炎 第三章 喜屋武岬/集団自決 少女たちの願い 沖縄戦は島民の「集団自決」から始まった Ⅱ 佐 敷 第四章 佐敷で描き上げた[八連作] 最初のアトリエ 本島最南部で描きはじめる 第五章 暁の実弾射撃/ひめゆりの塔 沖縄では戦争は終わっていなかった 終わりなき基地反対闘争 火炎瓶事件のスクープ写真 地表に出てきた少女たち Ⅲ 首 里 第六章 首里で描いた三作品 アトリエを琉球の古都の丘に移す 画面いっぱいに聞こえる死者のポリフォニー 手を下さない虐殺 天から地へと降りると 描きこまれた自画像 別 章 奇跡の美術館 アートの力 どうしたら多くの人に見せられるか 佐喜眞美術館という小さな奇跡 第七章 ガマ/きゃん岬 “ルポルタージュ絵画”の真実 やられる側の人の姿は美しく描きたい 沖縄戦最後の舞台 根こそぎ動員された少年少女の最期 ぜったいおとさないように なくさないように Ⅳ 読 谷 第八章 [読谷三部作]チビチリガマ/シムクガマ 長い沈黙をやぶって 島民と共同制作 母子像は何を語るのか 二人のハワイ移民の説得 流れ流れて 第九章 残波大獅子 仕上げは戦後の読谷の人々と 琉球の芸能と文化に希望を託す 見つめる戦争犠牲者 絵が完成して読谷村で起きたこと おわりに 主な引用・参考文献 図版一覧 あとがき

本文紹介

沖縄戦が教えた真理「命どぅ宝(命こそ宝)」に魂が震えた丸木夫妻。「人間といのち」への深い鎮魂と洞察の軌跡をたどる物語。

抜粋:沖縄戦が教えた真理「命どぅ宝」に魂が震えた丸木夫妻。それを絵に描きたい。「人間といのち」への深い鎮魂と洞察の軌跡をたどる物語。平和・協同ジヤーナリスト基金賞大賞、『キネマ旬報』日本映画ベスト3位に輝いた評判の映画を活字化。画家夫妻が未来へ残そうとした渾身の“ルポルタージュ絵画”は、どのように生まれたのか。