書籍詳細

書籍のレビュー・概要

福祉・社会保障の社会学は、国家と社会の相互作用を視野に入れ、制度が人々の暮らしに及ぼす効果を分析する。人生や社会の可能なパターンに関する想像力を広げて未来を構想し、政策を論じるための語彙を公共圏に提供する。医療・家族・住宅政策のあり方、政策の根底にある規範や因果効果の分析といった多様なテーマを選定。

福祉・社会保障

Takumi ブックス

福祉・社会保障

著者・関係者
北田 暁大 編集委員・岸 政彦 編集委員・筒井 淳也 編集委員・丸山 里美 編集委員・山根 純佳 編集委員・上村 泰裕 編集協力
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/06/19
体裁
A5・上製 ・280頁
ISBN
9784000114493
在庫状況
在庫あり

価格:3,740 円

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著者略歴

  • 【編者】 筒井淳也(つつい・じゅんや) 1970年生.立命館大学産業社会学部教授.家族社会学,計量社会学.『仕事と家族──日本はなぜ働きづらく,産みにくいのか』(中公新書),『社会学──「非サイエンス」的な知の居場所』(岩波書店)など. 山根純佳(やまね・すみか) 1976年生.実践女子大学人間社会学部教授.ジェンダー研究,再生産労働・ケア労働論.『なぜ女性はケア労働をするのか──性別分業の再生産を超えて』(勁草書房),『産む産まないは女の権利か──フェミニズムとリベラリズム』(勁草書房)など. 上村泰裕(かみむら・やすひろ) 1972年生.名古屋大学大学院環境学研究科准教授.福祉社会学,比較社会政策論.『福祉のアジア──国際比較から政策構想へ』(名古屋大学出版会),『福祉社会学のフロンティア──福祉国家・社会政策・ケアをめぐる想像力』(共編著,ミネルヴァ書房)など. 【執筆者】(掲載順) 藤間公太(とうま・こうた) 1986年生.京都大学大学院教育学研究科准教授.家族社会学,福祉社会学.『代替養育の社会学──施設養護から〈脱家族化〉を問う』(晃洋書房),『児童相談所の役割と課題──ケース記録から読み解く支援・連携・協働』(共編著,東京大学出版会)など. 下夷美幸(しもえびす・みゆき) 1962年生.放送大学教養学部教授.家族社会学,家族政策論.『日本の家族と戸籍──なぜ「夫婦と未婚の子」単位なのか』(東京大学出版会),『養育費政策の源流──家庭裁判所における履行確保制度の制定過程』(法律文化社)など. 山下順子(やました・じゅんこ) 1974年生.ブリストル大学社会・政治・国際学研究科上級講師.ケア論,比較社会学・社会政策論.Routledge Handbook of East Asian Gender Studies(共編著,Routledge),『ひとりでやらない 育児・介護のダブルケア』(共著,ポプラ新書)など. 相馬直子(そうま・なおこ) 1973年生.横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授.福祉社会学,社会政策論.『ひとりでやらない 育児・介護のダブルケア』(共著,ポプラ新書),『子育て支援を労働として考える』(共編著,勁草書房)など. 森川美絵(もりかわ・みえ) 1972年生.津田塾大学総合政策学部教授.福祉社会学,福祉政策論.『介護はいかにして「労働」となったのか──制度としての承認と評価のメカニズム』(ミネルヴァ書房),『よくわかる福祉社会学』(共編著,ミネルヴァ書房)など. 株本千鶴(かぶもと・ちづる) 1968年生.椙山女学園大学情報社会学部教授.福祉社会学,死の社会学.『ホスピスで死にゆくということ──日韓比較からみる医療化現象』(東京大学出版会),『新 世界の社会福祉7 東アジア』(分担執筆,旬報社)など. 猪飼周平(いかい・しゅうへい) 1971年生.一橋大学大学院社会学研究科教授.社会政策論,比較医療史.『病院の世紀の理論』(有斐閣),『羅針盤としての政策史──歴史研究からヘルスケア・福祉政策の展望を拓く』(編著,勁草書房)など. 祐成保志(すけなり・やすし) 1974年生.東京大学大学院人文社会系研究科准教授.コミュニティと住まいの社会学,社会調査史.『〈住宅〉の歴史社会学──日常生活をめぐる啓蒙・動員・産業化』(新曜社),『コミュニティの社会学』(共編,有斐閣)など. 米澤 旦(よねざわ・あきら) 1984年生.東京大学大学院人文社会系研究科准教授.社会政策論,福祉社会学.『社会的企業への新しい見方──社会政策のなかのサードセクター』(ミネルヴァ書房),『社会的企業の日韓比較──政策・ネットワーク・キャリア形成』(共編著,明石書店)など. 平野寛弥(ひらの・ひろや) 1977年生.上智大学総合人間科学部准教授.社会政策論,シティズンシップ研究.Basic Income in Japan: Prospects for a Radical Idea in a Transforming Welfare State(分担執筆,Palgrave Macmillan),『コロナ危機と欧州福祉レジームの転換』(分担執筆,昭和堂)など. 柴田 悠(しばた・はるか) 1978年生.京都大学大学院人間・環境学研究科教授.社会政策論,社会変動論.『子育て支援が日本を救う──政策効果の統計分析』(勁草書房),『子育て支援と経済成長』(朝日新書)など.

目次

  1. 刊行にあたって 国際比較から見た東アジアの福祉……………上村泰裕 「社会的養護の家庭化」を問い直す──演繹型政策思考からの脱却に向けて……………藤間公太 養育費問題から見た日本の家族政策──国際比較の視点から……………下夷美幸 なぜダブルケアは困難なのか──社会学的葛藤理論からの考察……………山下順子/相馬直子 「介護の社会化」の問題構制……………森川美絵 現代ホスピスの変容──「医療化」現象の日韓比較……………株本千鶴 海図なき医療政策の終焉……………猪飼周平 社会政策としての住宅政策・再考……………祐成保志 「福祉の市場化・民営化」と労働統合型社会的企業……………米澤 旦 社会政策における互酬性の批判的検討……………平野寛弥 社会保障政策の因果効果……………柴田 悠 OVERVIEW 福祉社会学の課題と方法──比較社会政策からの展望……………上村泰裕

本文紹介

政策を論じるための語彙を提供する、福祉・社会保障の社会学。各種の政策、規範や因果効果の分析といった多様なテーマを選定。

抜粋:福祉・社会保障の社会学は、国家と社会の相互作用を視野に入れ、制度が人々の暮らしに及ぼす効果を分析する。人生や社会の可能なパターンに関する想像力を広げて未来を構想し、政策を論じるための語彙を公共圏に提供する。医療・家族・住宅政策のあり方、政策の根底にある規範や因果効果の分析といった多様なテーマを選定。