書籍詳細

書籍のレビュー・概要

頼山陽の『日本外史』は、歴史に生きる人間の姿を鮮やかに描き出すことで多くの人々を魅了し、後世に多大な影響を与えた。山陽の詩人としてのあり方と、歴史叙述の方法とはどのように結びついていたのか。詩人の魂と歴史家の眼を兼ね備えた不世出の文人の生涯を、江戸後期の文事と時代状況のなかに活写する画期的評伝。

頼山陽

Takumi ブックス

頼山陽

詩魂と史眼

著者・関係者
揖斐 高 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2024/05/17
体裁
新書・302頁
ISBN
9784004320166
在庫状況
在庫あり

価格:1,232 円

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著者略歴

  • 揖斐 高(いび・たかし) 1946年生まれ.1976年東京大学大学院文学研究科博士課程修了. 日本近世文学専攻. 成蹊大学名誉教授.日本学士院会員. 著書・編著書に, 『江戸詩歌論』(汲古書院,1998年),『遊人の抒情 柏木如亭』(岩波書店,2000年),『近世文学の境界――個我と表現の変容』(岩波書店,2009年),『頼山陽詩選』(岩波文庫,2012年),『柏木如亭詩集』1・2(東洋文庫,平凡社,2017年),『蕪村 故郷を喪失した「仮名書きの詩人」』(笠間書院,2019),『江戸漢詩選』上・下(岩波文庫,2021年),『江戸漢詩の情景――風雅と日常』(岩波新書,2022年)ほか多数.

目次

  1. はじめに Ⅰ 第一章 生いたち 第二章 脱藩逃亡 第三章 回生の一歩 第四章 西国遊歴 第五章 罪を償う 第六章 山紫水明の愉楽 Ⅱ 第七章 山陽詩の形成 第八章 『日本外史』への道 第九章 『通議』と『日本政記』 第十章 「勢」と「機」の歴史哲学 第十一章 歴史観としての尊王 第十二章 地勢から地政へ 第十三章 『日本外史』の筆法 第十四章 三つの『日本外史』批判 第十五章 『日本楽府』――詩と史の汽水域 Ⅲ 第十六章 臨終その後 頼家略系図 頼山陽略年譜 参考文献案内 あとがき

本文紹介

詩人の魂と歴史家の眼を兼ね備えた稀有な文人の生涯を、江戸後期の文事と時代状況のなかに活写することで、全体像に迫る評伝。

抜粋:頼山陽の『日本外史』は、歴史に生きる人間の姿を鮮やかに描き出すことで多くの人々を魅了し、後世に多大な影響を与えた。山陽の詩人としてのあり方と、歴史叙述の方法とはどのように結びついていたのか。詩人の魂と歴史家の眼を兼ね備えた不世出の文人の生涯を、江戸後期の文事と時代状況のなかに活写する画期的評伝。