書籍詳細

書籍のレビュー・概要

変化する社会の中で生きていくのに必要な力を付けるための教育改革は、国語教育に何をもたらしたのか? 「PISA型学力」にも合致した基本方針である新たな学習指導要領が「文学観が狭い」「実用性の偏重」と批判されてから数年が経ち、現場はどうなったのか。中学、高校、大学で幅広い実地経験をもつ教育者二人が問題提起。

現場から考える 国語教育が危ない!

Takumi ブックス

現場から考える 国語教育が危ない!

「実用重視」と「読解力」

著者・関係者
村上 慎一 著・伊藤 氏貴 著
カテゴリ
ブックレット
刊行日
2024/05/08
体裁
A5・並製 ・80頁
ISBN
9784002710921
在庫状況
在庫あり

価格:748 円

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著者略歴

  • 村上慎一(むらかみ・しんいち) 1960年生まれ,愛知県出身.大府市立中学校,愛知県立岡崎高等学校等で長年にわたり国語を教えた.2021年より名古屋外国語大学教授.修士(教育学).著書に『なぜ国語を学ぶのか』(2001年),『読解力を身につける』(2020年,ともに岩波ジュニア新書)など.「新学習指導要領「国語」に関する批判的考察――評価の在り方,文学的な文章の取扱い等を中心に」(『名古屋外国語大学教職センター年報』2022,2023年)などで近年の国語教育への危惧を表明してきた. 伊藤氏貴(いとう・うじたか) 1968年生まれ,千葉県出身.明治大学文学部教授,文芸評論家.博士(芸術学).著書に『樋口一葉赤貧日記』(中央公論新社,2022年)など.中学・高校の教壇に立ち,予備校では現代文を教え,模試・教材開発に携わった.中学・高校の教科書編集も経験してきた.『奇跡の教室』(小学館文庫,2012年)は,『銀の匙』だけを 3年かけて読む故・橋本武先生の授業を取材したスロウリーディング・ブームの火付け本.2014年に始まった高校生直木賞の企画者でもある.

目次

  1. はじめに 第一章 「PISA型学力」と国語 第二章 教える側の対応 第三章 「実用文教育」の実践例――大学の教室から 第四章 文学作品の「論理」――高校の教室での実践例 おわりに コラム 言語とは何か コラム AI・SNS時代の国語教育

本文紹介

国語教育はかつてとは大きく様変わり。「PISA型学力」にも合致した、情報検索や実用的な文章の読解力向上を目指す先は?

抜粋:変化する社会の中で生きていくのに必要な力を付けるための教育改革は、国語教育に何をもたらしたのか? 「PISA型学力」にも合致した基本方針である新たな学習指導要領が「文学観が狭い」「実用性の偏重」と批判されてから数年が経ち、現場はどうなったのか。中学、高校、大学で幅広い実地経験をもつ教育者二人が問題提起。