書籍詳細

書籍のレビュー・概要

古代の中国から伝わった漢字は、日本語の内部に深く入りこんだ。はなしことばを視覚化することを超え、漢字は日本語そのものに影響を与えつづけてきた。『万葉集』から近代まで、漢字に光をあてて歴史をたどろう。漢字がつくるさまざまなかたちを楽しみながら、文字化の選択肢が複数ある、魅力的なことばを再発見する。

日本語と漢字

Takumi ブックス

日本語と漢字

正書法がないことばの歴史

著者・関係者
今野 真二 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2024/04/19
体裁
新書・248頁
ISBN
9784004320159
在庫状況
在庫あり

価格:1,034 円

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著者略歴

  • 今野真二(こんの・しんじ) 1958年神奈川県生まれ 1986年早稲田大学大学院博士課程後期退学 高知大学助教授を経て 現在―清泉女子大学教授 専攻―日本語学 著書―『仮名表記論攷』(清文堂出版,第30回金田一京助博士記念賞受賞),『漢語辞書論攷』(港の人),『日本語の考古学』(岩波新書),『辞書からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書),『辞書をよむ』(平凡社新書),『北原白秋 言葉の魔術師』(岩波新書),『『日本国語大辞典』をよむ』(三省堂),『言海の研究』(小野春菜との共著,武蔵野書院),『日日是日本語』(岩波書店),『『広辞苑』をよむ』(岩波新書),『日本語の教養100』(河出新書),『うつりゆく日本語をよむ』(岩波新書),『日本とは何か』(みすず書房),『横溝正史の日本語』(春陽堂書店)ほか

目次

  1. 序 章 正書法がないことばの歴史 第一章 すべては『万葉集』にあり 1 漢字との出会いから始まる日本語の歴史 2 日本語を文字化する試み 3 『万葉集』をよむ 第二章 動きつづける「かきことば」――『平家物語』をよむ―― 1 仮名の発生から和漢混淆文の成立へ 2 『平家物語』の日本語 第三章 日本語再発見――ルネサンスとしての江戸時代 1 公開される情報――手書きから印刷へ 2 江戸の「印刷革命」を考える 3 新たな「日本語」の発見 4 わりこんできた近代中国語 第四章 辞書から漢字をとらえなおす 1 辞書をどうとらえるか――観察のポイント 2 漢字のかたち 3 漢字を見出しにした字書――『節用集』を中心に 4 漢語を見出しにした辞書――明治の言語態 終章 日本語と漢字――歴史をよみなおす あとがき 図版出典一覧

本文紹介

漢字は単なる文字であることを超えて、日本語に影響を与えつづけてきた。さまざまなかたちから探る、「変わらないもの」の歴史。

抜粋:古代の中国から伝わった漢字は、日本語の内部に深く入りこんだ。はなしことばを視覚化することを超え、漢字は日本語そのものに影響を与えつづけてきた。『万葉集』から近代まで、漢字に光をあてて歴史をたどろう。漢字がつくるさまざまなかたちを楽しみながら、文字化の選択肢が複数ある、魅力的なことばを再発見する。