書籍詳細

書籍のレビュー・概要

2000年5月、世を震撼させた17歳の少年のバスジャック事件で、重傷を負い恩人を喪った著者は、少年との面会を求め、自身の人生も大きく変えていく。多くの人との出会いの波打ち際から書き綴ったノンフィクション。 「少年」が被害者にもたらした傷と痛み。 それは、さまざまな出会いと経験を経て、 新しい〈ケア論〉を生み出した。 ―― 坂上 香 (『プリズン・サークル』監督)さん

再生 西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語

Takumi ブックス

再生 西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語

著者・関係者
山口 由美子 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/04/16
体裁
四六・並製 ・218頁
ISBN
9784000616386
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • 山口由美子(やまぐち・ゆみこ) 1949年佐賀県生まれ.2男1女の母.元洋裁専門学院教師.2000年5月,西鉄バスジャック事件に遭遇し重傷を負う(この事件で同行の恩人・塚本達子先生を喪う).事件後,参議院法務委員会で参考人として意見を述べる.2001年,不登校の親の会を仲間と立ち上げ代表に.2002年,不登校の子どもの居場所「ハッピービバーク」 を開設.2005年,京都医療少年院にて加害少年と面会.2012〜2015年,九州大学大学院にて,子どもの感性等について学ぶ.佐賀少年刑務所で月一回の講話の他,各地で講演活動も行う.本書が初の著書.

目次

  1. Ⅰ 第1章 事件のこと 1 バスの中 2 リハビリの日々 3 カウンセリングを受ける 4 「居場所」のヴィジョン 第2章 塚本先生と私 1 塚本達子先生との出会い 2 塚本先生の「幼児室」 3 塚本先生の子どもへのまなざし 4 塚本先生との信頼関係 第3章 事件の後の変化 1 子どもが持つ、育つ力 2 「少年」の両親 3 人前で話す 4 「修復的司法」という言葉は知らずに 5 塚本先生の本 6 「少年」の両親と3度目に会う 7 事件から一年の頃 Ⅱ 第4章 関係の波打ち際 1 不登校の子を持つ「親の会」から始まる 2 娘の「居場所」探しの頃 第5章 子どもたちの「居場所」ができていく 1 「親の会」からの提案 2 「なんもしてもらわんでよか」 3 子どもが観察する側にも 4 ケンジくんのタバコ 5 「道具」が必要なわけ 6 居場所の引っ越し 第6章 「親」「大人」のありかたとは? 1 28歳で反抗期? 2 低学年のマサコちゃん 3 「親の会」のやくそくごと 4 2回目の引っ越し 5 次男にさとされる Ⅲ 第7章 被害者の視点、加害者の視点 1 少年刑務所で話す 2 シャイなカズオくんのその後 3 ハッピービバークの別邸の始まり 第8章 「少年」と出会い直す 1 京都医療少年院からの打診 2 渡辺位先生を迎えて 3 少年との面会 4 「ハッピービバーク」は治療の場ではない 5 2回目、3回目の「少年」との面会 6 「少年」の出院 7 「修復的司法」とは 第9章 事件から10年 1 「少年」への手紙 2 ときどきペースダウン 3 親の心を子どもは敏感に感じる 4 「ただ聴く」ということ おわりに――幾つもの波をこえて あとがき

本文紹介

2000年5月、世を震撼させた17歳の少年のバスジャック事件。事件で変わった人生の稀有な記録。

抜粋:2000年5月、世を震撼させた17歳の少年のバスジャック事件で、重傷を負い恩人を喪った著者は、少年との面会を求め、自身の人生も大きく変えていく。多くの人との出会いの波打ち際から書き綴ったノンフィクション。 「少年」が被害者にもたらした傷と痛み。 それは、さまざまな出会いと経験を経て、 新しい〈ケア論〉を生み出した。 ―― 坂上 香 (『プリズン・サークル』監督)さん