書籍詳細

書籍のレビュー・概要

民主主義社会とは「個人の尊厳から出発し、人間らしい生活ができないような貧困・排除があってはならない社会」である。その実現のために、今こそ社会的相互承認と社会参加が求められる。あるべき「承認」の本質とは何か。ロングセラー『豊かさとは何か』以来、民主主義の核心を真摯に問い続けてきた著者の到達点。

承認をひらく

Takumi ブックス

承認をひらく

新・人権宣言

著者・関係者
暉峻 淑子 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/04/04
体裁
四六・並製 ・カバー・262頁
ISBN
9784000616362
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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著者略歴

  • 暉峻淑子(てるおか・いつこ) 1928年生まれ.経済学者. 日本女子大学文学部卒業. 法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士課程修了.経済学博士. 日本女子大学教授,ベルリン自由大学,ウィーン大学の客員教授などを経て,埼玉大学名誉教授. NGO/NPO法人国際市民ネットワーク代表.「対話的研究会」主宰. 著書―『豊かさとは何か』『豊かさの条件』『社会人の生き方』『対話する社会へ』(以上,岩波新書),『ほんとうの豊かさとは――生活者の社会へ』『格差社会をこえて』(以上,岩波ブックレット),『サンタクロースってほんとにいるの?』(福音館書店),『ゆとりの経済』(東洋経済新報社),『豊かさへ もうひとつの道』(かもがわ出版),Nippons Neue Frauen(日本の新しい女性)(共著,Rowohlt Verlage)ほか.

目次

  1. はじめに 第一章 人生をかけた承認欲求の葛藤 1 痩せ願望と社会の承認基準 2 エリートたちはなぜ犯罪者に転落するのか 3 承認願望と喪失の恐怖 4 相互承認に出会うよろこび 5 叱られたくない、褒められたい一心で…… 第二章 社会的承認から排除された人びと 1 彼を凶行に追い詰めたのは 2 親子の承認欲求と競争社会 第三章 「承認」という新しい概念がなぜ必要か 1 貧困と承認拒否という二つの病根 2 生活保護と個人の尊厳 3 論争! 再分配か承認か 第四章 社会参加のない民主主義はない 理論編 「誤った承認」の背後にあるもの 1 社会参加の欠如した民主主義は可能か 2 なぜ社会参加に関する意識が低いのか 3 『母の大罪』で問われたこととは何だったのか 実践編 隠すことで守るのか、ひらくことで守るのか 4 社会的排除から包摂へ 5 教育における承認基準と登校拒否児の訴え 第五章 私たちの生活と公的な承認 1 国家の承認と国民の権利 2 公的承認に対する要望や批判――勉強会での発言から おわりに

本文紹介

承認は、存在を認められたい人間の根源的な欲求と社会制度の乖離を炙り出すキーワード。民主主義の核心を問う著者の集大成!

抜粋:民主主義社会とは「個人の尊厳から出発し、人間らしい生活ができないような貧困・排除があってはならない社会」である。その実現のために、今こそ社会的相互承認と社会参加が求められる。あるべき「承認」の本質とは何か。ロングセラー『豊かさとは何か』以来、民主主義の核心を真摯に問い続けてきた著者の到達点。