書籍のレビュー・概要
長く、哲学者・神学者を悩ませてきた決定論から自由を擁護し、さらに進んで非決定論に向き合い、運と非合理性にさらされる人間の実存を考察する。とるべきではない選択肢を前に、ときにそう振る舞ってしまう人間の自由がもつ価値とは何か。その自由は私たちの生にとってどんな重要性をもっているのか。 ■推 薦 國分功一郎 氏 自由の何たるかを見極めんとする修行の途中、著者は等身大の人間を再び見いだす。 同じ人間なるものが、しかし、再び見いだされるのだ。 これは自由を論じる中で自由を経験した一人の若者の探究の記録である。 野矢茂樹 氏 基礎から始め、最前線の議論を丹念に検討し、さらに前人未踏の高みをめざしている。 自由を巡る現代の哲学に関心のある人には必読。 実際、私自身にとっても、本書は目の前に立ちはだかり、乗り越えるべき山となった。