書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「墾田永年私財法によって初期荘園が生まれた」「荘園は開発によって生まれる」という理解は一面的だ。弥生時代以来続いてきた農地と生業の歴史のなかに古代荘園を位置づけ、多分野の協業によって古代荘園の実像を生き生きと描き出すとともに、中世「荘園制」へと続く道筋をつけ直す。研究蓄積の厚い分野に新風を吹き込む試み。

古代荘園

Takumi ブックス

古代荘園

奈良時代以前からの歴史を探る

著者・関係者
吉村 武彦 編・吉川 真司 編・川尻 秋生 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/03/26
体裁
四六・並製 ・364頁
ISBN
9784000286374
在庫状況
在庫あり

価格:3,080 円

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著者略歴

  • 【編集委員】 吉村武彦(よしむら・たけひこ) 1945年生.明治大学名誉教授.日本古代史.著書に『日本古代の社会と国家』『日本古代国家形成史の研究』(以上,岩波書店),『ヤマト王権』『大化改新を考える』(以上,岩波新書)など. 吉川真司(よしかわ・しんじ) 1960年生.京都大学教授.日本古代史.著書に『律令官僚制の研究』(塙書房),『律令体制史研究』(岩波書店),『天皇の歴史2 聖武天皇と仏都平城京』(講談社),『飛鳥の都』(岩波新書)など. 川尻秋生(かわじり・あきお) 1961年生.早稲田大学教授.日本古代史.著書に『古代東国史の基礎的研究』(塙書房),『日本古代の格と資財帳』(吉川弘文館),『平安京遷都』(岩波新書),『古代の東国2 坂東の成立』(吉川弘文館)など. 【執筆者】 吉川真司(よしかわ・しんじ) 本書責任編集.【編集委員】紹介参照. 佐藤泰弘(さとう・やすひろ) 1963年生.甲南大学教授.日本古代・中世史.『日本中世の黎明』(京都大学学術出版会),「受領の誕生」(『日本の時代史5 平安京』吉川弘文館)など. 武井紀子(たけい・のりこ) 1981年生.日本大学教授.日本古代史.「律令財政と貢納制」(『岩波講座 日本歴史3 古代3』岩波書店),『藤原道長事典』(共著,思文閣出版)など. 山本悦世(やまもと・えつよ) 1956年生.岡山大学名誉教授.考古学.『寒風古窯址群』(吉備人出版),「ボーリング調査と発掘調査が描き出す岡山平野の形成」(『大学的岡山ガイド』昭和堂)など. 上杉和央(うえすぎ・かずひろ) 1975年生.京都府立大学准教授.歴史地理学.『地図から読む江戸時代』(ちくま新書),『京都はどう織りなされてきたか』(古今書院)など. 奥村和美(おくむら・かずみ) 1966年生.奈良女子大学教授.上代国文学.「上代文学はどのような古代日本語で表されているのか」(『古典文学の常識を疑う』勉誠出版),「巻十六「怕物歌三首」について」(『萬葉集研究』第42集,塙書房)など.

目次

  1. 刊行にあたって 〈古代荘園〉を考える……………吉川真司 古代荘園の歴史……………吉川真司 古代荘園から中世荘園へ……………佐藤泰弘 出土文字史料からみた古代荘園……………武井紀子 備前国鹿田荘を発掘する――鹿田遺跡と鹿田荘……………山本悦世 古代荘園図の広がり……………上杉和央 《個別テーマをひらく》大伴家持と荘園……………奥村和美 座談会 〈古代荘園〉の実像をさぐる ……………(吉川真司、佐藤泰弘、武井紀子、山本悦世、上杉和央、吉村武彦) 主な古代荘園・古代荘園遺跡

本文紹介

弥生時代以来続いてきた農地と生業の歴史のなかに古代荘園を位置づけ、多分野の協業により古代荘園の実像を生き生きと描き出す。

抜粋:「墾田永年私財法によって初期荘園が生まれた」「荘園は開発によって生まれる」という理解は一面的だ。弥生時代以来続いてきた農地と生業の歴史のなかに古代荘園を位置づけ、多分野の協業によって古代荘園の実像を生き生きと描き出すとともに、中世「荘園制」へと続く道筋をつけ直す。研究蓄積の厚い分野に新風を吹き込む試み。