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書籍のレビュー・概要

民法の「組合」と商法の「会社」を別異に解する日本と異なり、フランスではすべての会社形態が民法の「ソシエテ」概念の下に整理されている。これは何を意味するのか。ソシエテ概念を手がかりに会社法制を再考する。

組合・会社・社会 フランス会社法におけるソシエテ概念

Takumi ブックス

組合・会社・社会 フランス会社法におけるソシエテ概念

著者・関係者
石川 真衣 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/03/22
体裁
A5・上製 ・230頁
ISBN
9784000226509
在庫状況
在庫僅少

価格:5,170 円

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著者略歴

  • 石川真衣(いしかわ・まい) 東北大学大学院法学研究科准教授.会社法,資本市場法,フランス法.2011年,早稲田大学法学部卒業.2013年早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了.博士(法学). 共著として,『商法総則・商行為法(第4版)』(有斐閣,2023).

目次

  1. はしがき 序 章―――フランス会社法におけるソシエテ(société)概念 第Ⅰ部 フランス株式会社法の形成と展開 第1章 株式会社の原点としてのソキエタス 第2章 フランスにおける株式会社の原型の発生と展開 第1節 フランス南部・トゥルーズの水車事業 第2節 フランス北部の鉱山事業 第3節 フランスの特許会社(コンパニー) 第3章 株式会社法制の基礎の形成 第1節 1807年商法典と株式会社の設立許可制 第2節 設立許可制の下での株式会社の発展 第3節 1867年7月24日の法律と株式会社の設立準則主義 第4節 1867年7月24日の法律における株式会社像 小 括 第Ⅱ部 フランス株式会社法における資本概念 第1章 設立時の資本確保の課題 第1節 設立許可の判断基準としての資本 第2節 全額引受・分割払込制の採用の意義 第3節 現物出資に対する規制 第2章 設立後の資本確保の課題 第1節 確定利息条項の効力と違法配当の問題 第2節 利益の内部留保の正当性 第3節 存続期間満了前の解散基準としての資本金の役割 第3章 株式会社における資本金概念の役割 第1節 株式上場基準としての資本金 第2節 資本金概念の再検討の動きと資本金の機能 小 括 第Ⅲ部 フランス株式会社法におけるソシエテ契約概念の機能 第1章 会社の機能確保のためのソシエテ契約 第1節 株主とアソシエ(associé) 第2節 アソシエの定義をめぐる議論 第2章 フランス会社法におけるアソシエ概念と株式会社における活用 第1節 アソシエであり続ける権利・ソシエテにとどまる権利 第2節 アソシエの義務の増加の禁止 第3節 アソシエの議決権 第4節 アソシエ共通の利益 第3章 株式会社の規制手法としての一般規定とソシエテ契約 第1節 ソシエテ契約の再検討の動き 第2節 2019年PACTE法の制定とその影響 第3節 フランス株式会社法におけるソシエテ・ソシエテ契約の機能 小 括 終 章―――結論と今後の課題 あとがき 初出一覧 索 引

本文紹介

すべての会社形態が民法の「ソシエテ」概念の下に整理されているフランス。ソシエテ概念を手がかりに会社法制を再考する。

抜粋:民法の「組合」と商法の「会社」を別異に解する日本と異なり、フランスではすべての会社形態が民法の「ソシエテ」概念の下に整理されている。これは何を意味するのか。ソシエテ概念を手がかりに会社法制を再考する。