書籍詳細

書籍のレビュー・概要

格差、貧困、コミュニティ、排除、都市再編……都市・地域の社会学で新たなアプローチを切り開き、具体的なフィールドに根ざした量的・質的研究を地域別に取り上げた。現代社会においてその空間がどのように再編されつつあるかを描くとともに、それぞれの持つ多様性や特徴、そして課題を可視化する。

都市・地域

Takumi ブックス

都市・地域

著者・関係者
北田 暁大 編集委員・岸 政彦 編集委員・筒井 淳也 編集委員・丸山 里美 編集委員・山根 純佳 編集委員・川野 英二 編集協力
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2024/02/14
体裁
A5・上製 ・290頁
ISBN
9784000114424
在庫状況
在庫あり

価格:3,740 円

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著者略歴

  • 【編者】 岸 政彦(きし まさひこ) 1967年生.京都大学大学院文学研究科教授.生活史,沖縄研究,社会調査方法論.『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版),『マンゴーと手榴弾──生活史の理論』(勁草書房)など. 川野英二(かわの えいじ) 1968年生.大阪公立大学大学院文学研究科教授.都市・社会政策の社会学,社会調査史.『阪神都市圏の研究』(編著,ナカニシヤ出版),ポーガム『貧困の基本形態──社会的紐帯の社会学』(共訳,新泉社)など. 【執筆者】(掲載順) 金 善美(きむ そんみ) 1983年生.成蹊大学文学部現代社会学科准教授.都市社会学,地域社会学.『隅田川・向島のエスノグラフィー──「下町らしさ」のパラドックスを生きる』(晃洋書房),「「町家ブーム」から見た大都市インナーエリアの地域社会変動──京都・西陣地区の事例から」(『日本都市社会学会年報』36)など. 武岡 暢(たけおか とおる) 1984年生.立命館大学産業社会学部准教授.都市社会学.『生き延びる都市──新宿歌舞伎町の社会学』(新曜社),『歌舞伎町はなぜ〈ぼったくり〉がなくならないのか』(イースト・プレス)など. 石田光規(いしだ みつのり) 1973年生.早稲田大学文学学術院教授.ネットワーク論,人間関係研究.『つながりづくりの隘路──地域社会は再生するのか』(勁草書房),『友人の社会史──1980─2010年代 私たちにとって「親友」とはどのような存在だったのか』(晃洋書房)など. 木田勇輔(きだ ゆうすけ) 1984年生.椙山女学園大学情報社会学部准教授.都市社会学,情報とメディアの社会学,政治社会学.「リニア開発主義の構造と主体Ⅱ──名古屋駅東地区における成長マシンの形成と空間の再編」(『日本都市社会学会年報』40),「都市レジームはいかに再編されつつあるか?──1980年代以降の名古屋市政を事例に」(『日本都市社会学会年報』34)など. 白波瀬達也(しらはせ たつや) 1979年生.関西学院大学人間福祉学部教授.福祉社会学,都市社会学,宗教社会学.『宗教の社会貢献を問い直す──ホームレス支援の現場から』(ナカニシヤ出版),『貧困と地域──あいりん地区から見る高齢化と孤立死』(中公新書)など. 山本崇記(やまもと たかのり) 1980年生.静岡大学人文社会科学部教授.地域社会学,差別・マイノリティ研究.『差別研究の現代的展開──理論・規制・回復をめぐる社会学』(日本評論社),『住民運動と行政権力のエスノグラフィ──差別と住民主体をめぐる〈京都論〉』(晃洋書房)など. 熊本博之(くまもと ひろゆき) 1975年生.明星大学人文学部教授.地域社会学,環境社会学,沖縄研究.『交差する辺野古──問いなおされる自治』(勁草書房),『辺野古入門』(ちくま新書)など. 轡田竜蔵(くつわだ りゅうぞう) 1971年生.同志社大学社会学部准教授.地域とグローバリゼーションの社会学,若者研究.『地方暮らしの幸福と若者』(勁草書房),『場所から問う若者文化──ポストアーバン化時代の若者論』(共編著,晃洋書房)など. 赤枝尚樹(あかえだ なおき) 1983年生.関西大学社会学部准教授.都市社会学,ウェルビーイング研究,国際比較研究.『現代日本における都市メカニズム──都市の計量社会学』(ミネルヴァ書房),“Social Contact with Family and Relatives and Happiness: Does the Association Vary with Defamilialization?”(European Sociological Review , 34(2))など. 森 千香子(もり ちかこ) 1972年生.同志社大学社会学部教授.国際社会学,都市社会学,レイシズム研究.『ブルックリン化する世界──ジェントリフィケーションを問いなおす』(東京大学出版会),『排除と抵抗の郊外──フランス〈移民〉集住地域の形成と変容』(東京大学出版会)など.

目次

  1. 刊行にあたって 東京下町の移り変わりとジェントリフィケーション──東京都墨田区・向島の事例から……………金 善美 歓楽街のトライアド──都市、店舗、ストリートにまたがる交渉の構造……………武岡 暢 都市近郊における地域社会のつながりのあり方……………石田光規 名古屋都市圏における「見えない格差」……………木田勇輔 大阪の都市セグリゲーションと近隣効果──社会解体と集合的効力の検討……………川野英二 あいりん地区の形成と再編──貧困の集中は地域に何をもたらすのか……………白波瀬達也 京都と部落問題──都市政策とコミュニティ……………山本崇記 カギ括弧を取り外した辺野古から見えてくるもの……………熊本博之 ローカルキャリアの社会学……………轡田竜蔵 日本におけるコミュニティ問題の総合的検討──コミュニティ喪失論・存続論・変容論の対比から……………赤枝尚樹 ジェントリフィケーションと「その場にいながらの排除」──ニューヨーク・ブルックリンにおける空間変容と地元で「部外者」になる経験……………森千香子 OVERVIEW 二一世紀の都市・地域の社会学へ向けて──わかりたいあなたのためのブックガイド……………川野英二

本文紹介

格差、貧困、コミュニティ、排除……都市・地域の社会学で新たなアプローチを切り開いた研究を地域別に取り上げる。

抜粋:格差、貧困、コミュニティ、排除、都市再編……都市・地域の社会学で新たなアプローチを切り開き、具体的なフィールドに根ざした量的・質的研究を地域別に取り上げた。現代社会においてその空間がどのように再編されつつあるかを描くとともに、それぞれの持つ多様性や特徴、そして課題を可視化する。