書籍詳細

書籍のレビュー・概要

二〇二一年初の米国連邦議会襲撃事件。憲法修正第二条を盾に武装した人民(ミリシア)と対峙する連邦キャピトル警察・州軍(ミリシア)が繰り広げる異様な光景が意味するものは何か。人民主権理念に基づいた国づくりを支え、時に反乱の母体となったミリシアから見た、暴力文化とポピュリズムをめぐる異色のアメリカ通史。

暴力とポピュリズムのアメリカ史

Takumi ブックス

暴力とポピュリズムのアメリカ史

ミリシアがもたらす分断

著者・関係者
中野 博文 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2024/01/19
体裁
新書・234頁
ISBN
9784004320050
在庫状況
在庫あり

価格:1,034 円

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著者略歴

  • 中野博文(ナカノ ヒロフミ) 1962年福岡県久留米市生まれ.1993年学習院大学大学院政治学研究科後期課程修了.博士(政治学).広島大学総合科学部専任講師を経て,北九州市立大学外国語学部助教授.現在,同学部教授. 専攻―アメリカ政治外交史 著書―『ヘンリ・アダムズとその時代 世界大戦の危機とたたかった人々の絆』(彩流社,2016年),『海のグローバル・サーキュレーション 海民がつなぐ近代世界』(田中きく代,遠藤泰生,金澤周作,肥後本芳男との編著,関西学院大学出版会,2023年),『アメリカ研究の現在地 危機と再生』(伊藤詔子,肥後本芳男との編著,彩流社,2023年)ほか

目次

  1. はじめに 第1章 現代アメリカの暴力文化――2021年米国連邦議会襲撃事件の背景 1 猛り狂う暴徒に襲われた人々 2 二一世紀アメリカのポピュリズム――何が社会を蝕んでいるか? 3 ポピュリズム時代の民間ミリシア――革新されたミリシアの伝統 第2章 人民の軍隊――合衆国憲法が定める軍のかたち 1 北米植民地の軍事文化 2 独立革命という大波――軍の伝統と変革 3 革命国家の軍制 第3章 デモクラシーが変貌させたミリシアの姿 1 崩れていく建国期の軍制 2 新しいミリシアへ――志願兵によるミリシア部隊 3 メキシコ戦争を戦った兵士たち 第4章 転機としての南北戦争 1 総力戦を戦った人々 2 南北戦争下の特異な軍事動員 3 戦争で生まれ変わっていく社会 第5章超大国アメリカのミリシア 1 世界戦争を戦える軍隊の創造 2 軍制をめぐる人種紛争 3 公民権運動以降の州軍と民間ミリシア団体 おわりに――問い直される人民武装理念 あとがき 図表出典一覧 主要参考文献 略年表

本文紹介

二〇二一年米国連邦議会襲撃事件が繰り広げる異様な光景を読み解き、暴力文化とポピュリズムの起源をたどる異色のアメリカ通史。

抜粋:二〇二一年初の米国連邦議会襲撃事件。憲法修正第二条を盾に武装した人民(ミリシア)と対峙する連邦キャピトル警察・州軍(ミリシア)が繰り広げる異様な光景が意味するものは何か。人民主権理念に基づいた国づくりを支え、時に反乱の母体となったミリシアから見た、暴力文化とポピュリズムをめぐる異色のアメリカ通史。