書籍詳細

書籍のレビュー・概要

部活動など、日本のスポーツにおける体罰の問題が絶えない。厳しい上下関係を背景に、指導の名のもとに繰り返される暴力。こうした歪な状態はいつ発生し、なぜ広がっていったのか。日本の代表的スポーツである野球の歴史をたどりながら、膨大な史料を駆使し実証的に考察。体罰なきスポーツ界の実現へ向け具体的に提言する。

体罰と日本野球

Takumi ブックス

体罰と日本野球

歴史からの検証

著者・関係者
中村 哲也 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/12/14
体裁
四六・上製 ・260頁
ISBN
9784000616225
在庫状況
在庫あり

価格:2,750 円

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著者略歴

  • 中村哲也(ナカムラ テツヤ) 1978年大阪府生まれ. 京都府立大学文学部卒業,一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了.博士(社会学). 早稲田大学スポーツ科学学術院助手を経て,現在,高知大学地域協働学部准教授. 専門は日本スポーツ史. 著書に『学生野球憲章とはなにか――自治から見る日本野球史』(青弓社,2010年),共訳書にアーロン L. ミラー『日本の体罰――学校とスポーツの人類学』(共和国,2021年).

目次

  1. 序 章 体罰の減らないスポーツ界 第Ⅰ部 体罰発生以前の日本野球 第一章 野球部活動の発生と制裁――明治期の一高野球と早慶野球部 1 日本野球の発祥と一高 2 一高から早慶へ 3 一高と「制裁」 第二章 野球部の拡大と部員の関係――中等学校の成立と学生野球の組織化 1 中等学校の整備と学業・健康 2 中等学校野球部の成立と拡大 3 対外試合と野球大会 第Ⅱ部 体罰の発生と拡大 第三章 野球の「近代化」と体罰の発生――大正期の構造転換 1 甲子園・六大学野球の成立 2 野球を通じた進学・就職 3 野球の活発化と強固な上下関係 4 体罰の発生 5 戦時下の野球の終焉 第四章 戦後野球の拡大と激化・日常化する体罰――学生・社会人・プロへ 1 戦後野球の復活と軍隊経験 2 高校野球と体罰の日常化 3 プロ野球と社会人野球 4 野球以外の種目における体罰の発生と拡大 5 体罰の問題化と不十分な対処 6 大学スポーツの構造的変化と体罰の減少 終 章 体罰なきスポーツ界の実現に向けて あとがき 注 引用・参考文献

本文紹介

日本のスポーツにおける体罰はいつ発生し、なぜ広がったのか。野球の歴史をたどりながら、膨大な史料を駆使して実証的に考察。

抜粋:部活動など、日本のスポーツにおける体罰の問題が絶えない。厳しい上下関係を背景に、指導の名のもとに繰り返される暴力。こうした歪な状態はいつ発生し、なぜ広がっていったのか。日本の代表的スポーツである野球の歴史をたどりながら、膨大な史料を駆使し実証的に考察。体罰なきスポーツ界の実現へ向け具体的に提言する。