書籍詳細

書籍のレビュー・概要

1944年8月パリ。ナチから解放されると一転、「敵性」外国人となった日本人たちがいた。逃げ延びた人もいれば、収容所送りになった人もいた。愛するフランスに行き場をなくした彼らは何を想い、どう生きたのか。連行される初老男性の写真をきっかけに、公文書を手掛かりとして記された稀有な歴史ドキュメンタリー。

パリの「敵性」日本人たち

Takumi ブックス

パリの「敵性」日本人たち

脱出か抑留か 1940-1946

著者・関係者
藤森 晶子 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/12/13
体裁
四六・並製 ・206頁
ISBN
9784000616218
在庫状況
在庫あり

価格:2,420 円

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著者略歴

  • 藤森晶子(フジモリ アキコ) 1979年広島市生まれ.東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(フランス語専攻)卒業.ストラスブール第三大学大学院への留学を経て,東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学.著書に『丸刈りにされた女たち「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る旅』(岩波書店,2016年),訳書に『デミーンの自殺者たち――独ソ戦末期にドイツ北部の町で起きた悲劇』(共訳,人文書院,2023年)がある.

目次

  1. はじめに 主な登場人物 第1章 パリ解放時の「日本人」――「ほら、屋根の日本人狙撃兵よ」 第2章 行政収容の対象となった残留日本人――「大の親仏家だ」 第3章 パリで活躍した「もぐり新聞記者」――「日本人は戦勝者と同盟している」 第4章 ラジオ番組『ニッポン』の制作者――「同盟国である為一役買って」 第5章 街娼に身をやつした「日本料理店」の女主人――「生きてたって、どうせ屍同然でしょう」 第6章 インドシナ出身の対日協力者――「賢くならねばならない」 第7章 拷問され自殺をはかった陸軍事務所運転手――「不要なものはすべて廃棄するように」 第8章 行政収容された画家とされなかった画家――「恩を仇で返す」 第9章 神戸で抵抗したフランス人技師――「人間の限界は、通常の生活で想定されうるものよりも上にあるのだ」 第10章 アメリカの保養地で抑留された一団――「実によい待遇」 第11章 マルセイユ、去った人と残った人――「我々は日本の外交官だ、保護してくれ!」 第12章 抑留を懐かしむ人びと――「みんなよくしてくれてね」 おわりに 註

本文紹介

1944年8月パリ、ナチからの解放とともに「敵性」外国人として拘束された日本人たちの足跡を、公文書を手掛かりにたどる。

抜粋:1944年8月パリ。ナチから解放されると一転、「敵性」外国人となった日本人たちがいた。逃げ延びた人もいれば、収容所送りになった人もいた。愛するフランスに行き場をなくした彼らは何を想い、どう生きたのか。連行される初老男性の写真をきっかけに、公文書を手掛かりとして記された稀有な歴史ドキュメンタリー。