書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「わたしの家も、この街も、置いていけばゴミになるの?」 「ゴミ」「星」「林檎」……戦争の体験は人が言葉に抱く意味を変えてしまった。ウクライナを代表する詩人が避難者の証言を聴き取り、77の単語と物語で構成した文芸ドキュメント。ロバート キャンベルが現地を訪ねて思索した手記とともに、自ら翻訳して紹介。

戦争語彙集

Takumi ブックス

戦争語彙集

著者・関係者
オスタップ・スリヴィンスキー 作・ロバート キャンベル 訳著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/12/22
体裁
四六・上製 ・286頁
ISBN
9784000616164
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • オスタップ・スリヴィンスキー(ОстапСливинський) 詩人,翻訳家,文芸評論家,エッセイスト.ウクライナのリヴィウ出身,在住.ウクライナ・カトリック大学文芸学科准教授.中東欧文学・比較文学を教える.ペン・ウクライナ副代表.多数の受賞歴を持つ,ウクライナを代表する詩人.英語,ポーランド語,ロシア語作品のウクライナ語への翻訳も多く手掛け,さまざまな国際プロジェクトにも従事している. ロバートキャンベル(RobertCampbell) 近世・近代文学を専門とする日本文学研究者.文学博士.早稲田大学特命教授,早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問,国文学研究資料館前館長,東京大学名誉教授.『新 日本古典文学大系明治編 3 漢文小説集』(共編著,岩波書店),『よむうつわ』上下(淡交社),『井上陽水英訳詞集』(講談社),『日本古典と感染症』(編著,角川ソフィア文庫)など編著書多数.

目次

  1. 旅立ちの前に ロバートキャンベル 戦争語彙集――オスタップ・スリヴィンスキー作/ロバートキャンベル訳 序 バス スモモの木 おばあちゃん 痛み 稲妻 妊娠 バスタブ 熊 結婚式 通り キノコ 雷 呼出音 「遠い」と「近い」 我が家 シャワー 住宅 生 土 星 歯 身の上話 食べもの ココア カレンダー カナリア アヒルの子 入場券 部屋 猫 鍵 色彩 お馬さん 恋愛 きれいなもの チョーク 血 銃弾 ランプ 手紙 愛 マドレーヌ 焼き網 都会 お祈り 空 ニュース 脚 ナンバープレート 洞窟 地下室 プラハ お別れ ラジオ 悦び 魚 自由 倉庫 ゴミ 夢 スイーツ 太陽 歌 記事 立て看板 禁句 戦車 動物 テトリス 沈黙 身体 パン生地 ケーキ 遺体 しっぽ 数 林檎 戦争のなかの言葉への旅――ロバートキャンベル 一 列車から、プラットフォームに降り立つ――行き交う人々と言葉 二 人形劇場の舞台袖で、身をすくめる――言葉の意味が変わるとき 三 階段教室で、文学をめぐる話を聞く――断片としての言葉 四 ブチャの団地で、屋上から見えたもの――引き裂かれたランドスケープ 五 シェルターのなか、日々をおくる――とどまる空間で、結び合う人々 六 あかるい部屋で、壁に立てかけられた絵を見る――破壊と花作り 環のまわるが如く ロバートキャンベル 「戦争語彙集」原書謝辞

本文紹介

ウクライナの詩人が避難者の証言をもとに編んだ文芸ドキュメント。キャンベル氏が現地を訪ねた記録とともに、自ら翻訳して紹介。

抜粋:「わたしの家も、この街も、置いていけばゴミになるの?」 「ゴミ」「星」「林檎」……戦争の体験は人が言葉に抱く意味を変えてしまった。ウクライナを代表する詩人が避難者の証言を聴き取り、77の単語と物語で構成した文芸ドキュメント。ロバート キャンベルが現地を訪ねて思索した手記とともに、自ら翻訳して紹介。