書籍詳細

書籍のレビュー・概要

自民党に対抗する中道左派を築き、政権交代のある民主主義を作ろうとした政治学者は、政治に何を見、どう関わってきたか。昭和の終わりから安倍政権後まで、期待と挫折と試行錯誤が繰り返された三十余年を、いま率直に振り返る。自身の日記を織り交ぜて同時代政治をたどる回顧録。オルタナティヴを見出す挑戦は終わらない。

民主主義へのオデッセイ

Takumi ブックス

民主主義へのオデッセイ

私の同時代政治史

著者・関係者
山口 二郎 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/12/05
体裁
四六・上製 ・454頁
ISBN
9784000248969
在庫状況
在庫あり

価格:3,410 円

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著者略歴

  • 山口二郎(ヤマグチ ジロウ) 1958年岡山市生まれ 東京大学法学部卒業.北海道大学法学部教授を経て 現在―法政大学法学部教授 専攻―行政学・政治学 著書―『大蔵官僚支配の終焉』『一党支配体制の崩壊』『ポスト戦後政治への対抗軸』『いまを生きるための政治学』(以上,岩波書店),『政治改革』『日本政治の課題』『戦後政治の崩壊』『ブレア時代のイギリス』『政権交代論』『政権交代とは何だったのか』『民主主義は終わるのか』(以上,岩波新書),『日本政治の同時代的読み方』(朝日新聞社),『イギリスの政治 日本の政治』(ちくま新書),『内閣制度』(東京大学出版会)ほか多数

目次

  1. プロローグ 政治システム転換という夢 第一章 一九八九年という幕開け 1 アメリカから見た昭和末 2 政権交代のあるデモクラシーという発想 3 一九八九年参議院選挙と土井ブーム 4 湾岸戦争と護憲のイメージ低下 5 土井ブームとは何だったのか 第二章 冷戦終焉と憲法論議の転回 1 湾岸危機と憲法論議の転回 2 創憲論の意図 3 平和基本法をめぐって 第三章 政治改革と政党再編の幕開け 1 佐川急便事件と自民党竹下派の分裂 2 政治変革を求める新しいプレーヤーの登場 3 政治改革ブーム 4 改革派の運動 第四章 細川政権と選挙制度改革の実現 1 初の政権交代に至る道 2 政権交代をめぐる歓喜と恐怖 3 細川政権による政策転換 4 政治改革法案をめぐる混乱 第五章 保守本流のアンカーとしての村山政権 1 悲運の羽田政権 2 政権をめぐる攻防戦 3 村山政権と社会党の政策転換 4 村山退陣と新党結成の失敗 5 社民的なものが生き残るチャンスはあったのか 第六章 Intermezzo イギリス滞在記 第七章 小泉構造改革と野党の再構築 1 自己責任時代への転換 2 小泉ブームと「改革」の時代 3 民主党の成長と混迷 4 二〇〇五年郵政民営化総選挙 第八章 政権交代の実現 1 小沢一郎の登場 2 第一次安倍晋三政権と参議院選挙 3 大連立構想の挫折から政権交代へ 4 政権交代選挙 第九章 民主党政権の誕生と迷走 1 政権交代の高揚と鳩山政権 2 民主党らしさをめぐって 3 鳩山政権の崩壊 4 菅政権の成立と参議院選挙 第一〇章 三・一一と民主党政権の挫折 1 東日本大震災と福島第一原発事故 2 脱原発と菅首相の退陣 3 野田政権と民主党の分裂 4 衆議院解散と民主党政権の崩壊 第一一章 安倍政権と戦後政治の行方 1 第二次安倍政権と戦後政治解体の動き 2 権力の集中と行使 3 対抗運動の展開 4 野党共闘の構築 第一二章 野党再編の模索 1 民進党分裂と立憲民主党の登場 2 コロナ危機と政党政治の漂流 3 衆議院選挙の敗北と野党の混迷 エピローグ 終わりなきオデッセイ 参照文献 あとがき 年 表 事項索引 人名索引

本文紹介

政権交代という夢を追いかけ、中道左派を築こうとした政治学者の三十余年。日記を織り交ぜながら同時代政治を振り返る回顧録。

抜粋:自民党に対抗する中道左派を築き、政権交代のある民主主義を作ろうとした政治学者は、政治に何を見、どう関わってきたか。昭和の終わりから安倍政権後まで、期待と挫折と試行錯誤が繰り返された三十余年を、いま率直に振り返る。自身の日記を織り交ぜて同時代政治をたどる回顧録。オルタナティヴを見出す挑戦は終わらない。