書籍詳細

書籍のレビュー・概要

『世界史の構造』では十分に書ききれなかった「帝国」の問題を、従来の歴史観とは全く異なる「交換様式」の観点から解き明かす。近代国家にはない要素を持っていた旧帝国のはらむ可能性を再検討する、柄谷国家論の集大成。ウクライナ戦争の問題を考察するにも必読。巻末に佐藤優氏との対談「柄谷国家論を検討する」を併載。

帝国の構造

Takumi ブックス

帝国の構造

中心・周辺・亜周辺

著者・関係者
柄谷 行人 著
カテゴリ
現代文庫
刊行日
2023/11/15
体裁
A6・並製 ・カバー ・378頁
ISBN
9784006004705
在庫状況
重版中

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著者略歴

  • 柄谷行人(からたにこうじん) 1941年生まれ.哲学者.東京大学経済学部卒.法政大学教授,イェール大学客員教授,コロンビア大学客員教授ほかを歴任.著書に,『トランスクリティーク』『世界史の構造』『哲学の起源』(以上,岩波現代文庫),『憲法の無意識』(岩波新書),『遊動論 柳田国男と山人』(文春新書),『力と交換様式』(岩波書店)ほか多数.

目次

  1. 第1章 ヘーゲルの転倒とは何か 1 なぜヘーゲルの批判か 2 マルクスによるヘーゲル批判の盲点 3 生産様式論の限界 4 交換様式の導入 5 社会構成体と交換様式 6 前後の転倒 7 未来からの回帰 第2章 世界史における定住革命 1 遊動的狩猟採集民 2 定住の困難 3 互酬性の原理 4 定住革命 5 互酬制の起源 6 遊動性の二つのタイプ 第3章 専制国家と帝国 1 国家の起源 2 恐怖に強要された契約 3 帝国の原理 4 専制国家と帝国 5 帝国と帝国主義 6 ペルシア帝国とローマ帝国 7 ヨーロッパと帝国 第4章 東アジアの帝国 1 秦帝国 2 漢帝国 3 隋唐帝国 4 遊牧民の帝国 5 モンゴル帝国 6 モンゴル帝国以後 第5章 近世の帝国と没落 1 ロシア・オスマン・ムガール帝国 2 帝国の衰退 3 ヨーロッパの世界=経済 4 帝国の「近代化」 5 オーストリア・ロシア 6 中 国 第6章 帝国と世界共和国 1 帝国と神の国 2 ヘゲモニー国家 3 歴史と反復 4 諸国家連邦 5 自然の狡知 6 自然と歴史 第7章 亜周辺としての日本 1 周辺と亜周辺 2 ヤマトとコリア 3 皇帝と天皇 4 官僚制と文字の問題 5 漢字と仮名 6 日本の封建制 7 徳川体制とは何か 8 明治維新以後 注 あとがき 対談 柄谷国家論を検討する――帝国と世界共和国の可能性………柄谷行人・佐藤優 韓国語版への序文 岩波現代文庫版へのあとがき 索引(人名/事項)

本文紹介

『世界史の構造』では十分に書ききれなかった「帝国」の問題を、独自の「交換様式」の観点から解き明かす、柄谷国家論の集大成。

抜粋:『世界史の構造』では十分に書ききれなかった「帝国」の問題を、従来の歴史観とは全く異なる「交換様式」の観点から解き明かす。近代国家にはない要素を持っていた旧帝国のはらむ可能性を再検討する、柄谷国家論の集大成。ウクライナ戦争の問題を考察するにも必読。巻末に佐藤優氏との対談「柄谷国家論を検討する」を併載。