書籍詳細

書籍のレビュー・概要

家事などの人間の本来的な諸活動は、市場経済を支える無払いの労働〈シャドウ・ワーク〉へと変質している。人間がシステムの従属変数となっている危機を、経済、社会、政治、知的活動などさまざまな切り口から論じ、自立・自存した生の回復を唱える。文明批評家イリイチによる現代産業社会への挑戦と警告。

シャドウ・ワーク

Takumi ブックス

シャドウ・ワーク

著者・関係者
イリイチ 著・玉野井 芳郎 訳・栗原 彬 訳
カテゴリ
新書
刊行日
2023/11/15
体裁
文庫・374頁
ISBN
9784003423219
在庫状況
在庫あり

価格:1,210 円

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著者略歴

  • イリイチ 1926 2002 ウィーン生まれの社会思想家、批評家。カトリック司祭、プエルトリコのカトリック大学副学長を務め、メキシコに国際文化資料センターを創設。主著に『コンヴィヴィアリティのための道具』など。 玉野井 芳郎(タマノイ ヨシロウ) 1918-85。東京大学名誉教授。専門は経済理論、経済学史。『玉野井芳郎著作集』 (全4巻、学陽書房)ほか、訳書に、マルサス『価値尺度論』(岩波文庫)、ポラニー『人間の経済 1―2』(岩波書店)など 栗原 彬(クリハラ アキラ) 1936年生まれ。立教大学名誉教授。専門は政治社会学。著書に『「存在の現れ」の政治』(以文社)、『証言 水俣病』(編著、岩波新書)、『人生のドラマトゥルギー』(岩波書店)など。

目次

  1. 凡 例 序 フランス語版への序 1 平和とは人間の生き方 2 公的選択の三つの次元 3 ヴァナキュラーな価値 4 人間生活の自立と自存にしかけられた戦争 5 生き生きとした共生を求めて――民衆による探究行為―― 6 シャドウ・ワーク 注と文献解題 [解説] 友人イヴァン・イリイチの思想深化への期待………玉野井芳郎 [岩波文庫版解説] ヴァナキュラーな生を求めて………栗原 彬 イヴァン・イリイチ主要著作一覧

本文紹介

家事などの諸活動を無払いの労働〈シャドウ・ワーク〉へと変質させた、産業社会の矛盾を鋭く分析する。現代文明への挑戦と警告。

抜粋:家事などの人間の本来的な諸活動は、市場経済を支える無払いの労働〈シャドウ・ワーク〉へと変質している。人間がシステムの従属変数となっている危機を、経済、社会、政治、知的活動などさまざまな切り口から論じ、自立・自存した生の回復を唱える。文明批評家イリイチによる現代産業社会への挑戦と警告。