書籍詳細

書籍のレビュー・概要

心が鬱屈し危機に陥ったとき、自分の核と共同体の核をどのように重ねてゆけばいいのか。子規や柳田国男、ロトマンに導かれながら、「**君へ」と読者に語りかけ、この世界のモデルと自分自身の人間としてのモデルを共にさぐる手紙の形式のエッセイ集。ガルシア=マルケスとの交友録やマリア・カラス論、武田泰淳らへの追悼文も収載。 〈推薦〉谷川俊太郎・筒井康隆 大江さんの言葉には体温がある。公的な理が私的な情に支えられている。 ── 谷川俊太郎 嫉妬する人もいたようであるが、嫉妬しなさい。嫉妬しなさい。いくらでも。 ── 筒井康隆

青年へ

Takumi ブックス

青年へ

著者・関係者
大江 健三郎 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/11/28
体裁
四六・上製 ・340頁
ISBN
9784000288309
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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著者略歴

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目次

  1. Ⅰ 青 年 へ 青年へ――中年ロビンソンの手紙 青年と世界モデル――熊をからかうフライデー 子規はわれらの同時代人――変革期の生活者・表現者 同時代論の試み――作家自身によるモデル解読 反論理の水先案内人――光州と「被爆者援護法」 青年へのドストエフスキー――祝祭的な表現の構造 核シェルターの障害児――青年へ、憲法について Ⅱ 「ほんとうの自由」 「人間」と滅亡を見つめて 発見された者として その「戦後」のひとつ ペシミズムの問題――中野重治と渡辺一夫 宇宙のへりの鷲――書かれなかった小説を批評する Ⅲ 読書家ドン・キホーテ 『海上の道』解説 『思想の運命』解説 “知の世界の涯を旅する者” 悲劇の表現者 独裁者という鏡 Ⅳ 核時代の日本人とアイデンティティー(講演) 明日の被爆者 未来へ向けて回想する――自己解釈(十)

本文紹介

心が鬱屈し危機に陥ったとき、自分の核と共同体の核をどのように重ねてゆけばいいのか。読者に語りかける手紙形式のエッセイ集。

抜粋:心が鬱屈し危機に陥ったとき、自分の核と共同体の核をどのように重ねてゆけばいいのか。子規や柳田国男、ロトマンに導かれながら、「**君へ」と読者に語りかけ、この世界のモデルと自分自身の人間としてのモデルを共にさぐる手紙の形式のエッセイ集。ガルシア=マルケスとの交友録やマリア・カラス論、武田泰淳らへの追悼文も収載。 〈推薦〉谷川俊太郎・筒井康隆 大江さんの言葉には体温がある。公的な理が私的な情に支えられている。 ── 谷川俊太郎 嫉妬する人も…