書籍詳細

書籍のレビュー・概要

恩師・渡辺一夫の死後、著者はメキシコ・シティーで「猶予期間」を過ごす。そして道化=トリックスターの精神の技術に導かれ、小説の両面価値的な力を方法として捉え直していく――。国外で弾圧を受ける詩人・作家に連帯しながら、未来の文学、「再生」の主題を構想する、『ピンチランナー調書』『同時代ゲーム』にいたる転換点。 〈推薦〉千葉雅也・中村文則 僕は少しずつ大江と出会い直している。(…)その文業は、現代日本語の「無意識」なのだ。 ── 千葉雅也 私達には、まだこんなにも多くの大江さんの言葉が残されている。 ── 中村文則

未来の文学者

Takumi ブックス

未来の文学者

著者・関係者
大江 健三郎 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/10/26
体裁
四六・上製 ・348頁
ISBN
9784000288286
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

カートを見る

著者略歴

  • 著者略歴は現在準備中です。

目次

  1. Ⅰ なぜ人間は文学をつくり出すか Ⅱ 未来の文学者 ソルジェニーツィン『収容所群島』の構造(講演) 表現された子供(講演) 全体を見る眼(講演) Ⅲ 諷刺、哄笑の想像力 道化と再生への想像力 Ⅳ わが猶予期間 表現生活についての表現 現実世界の乗り超え 詩が多様に喚起する 恐怖にさからう道化 喚起力としての女性的なるもの 危機的な結び目の前後 未来へ向けて回想する――自己解釈(八)

本文紹介

渡辺一夫の死後、著者は道化=トリックスターの精神の技術に導かれ、小説の両面価値的力を捉え直す。再生の主題へむかう転換点。

抜粋:恩師・渡辺一夫の死後、著者はメキシコ・シティーで「猶予期間」を過ごす。そして道化=トリックスターの精神の技術に導かれ、小説の両面価値的な力を方法として捉え直していく――。国外で弾圧を受ける詩人・作家に連帯しながら、未来の文学、「再生」の主題を構想する、『ピンチランナー調書』『同時代ゲーム』にいたる転換点。 〈推薦〉千葉雅也・中村文則 僕は少しずつ大江と出会い直している。(…)その文業は、現代日本語の「無意識」なのだ。 ── 千葉雅也 私…