書籍詳細

書籍のレビュー・概要

社会学の特徴からして理論的・方法論的展開の多様さは必然であり、近年の進展まで見渡せる構成を目指した。方法においては、数理モデルや計量分析の適用はもちろん、期待される計算社会科学を展望する論考を組み込む。理論においては、社会理論から基礎概念の再検討・再構築まで、現時点における到達点をみせる論考を選定。

理論・方法

Takumi ブックス

理論・方法

著者・関係者
北田 暁大 編集委員・岸 政彦 編集委員・筒井 淳也 編集委員・丸山 里美 編集委員・山根 純佳 編集委員
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/10/17
体裁
A5・上製 ・312頁
ISBN
9784000114417
在庫状況
在庫あり

価格:3,740 円

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著者略歴

  • 【編者】 北田暁大(きただ あきひろ) 1971年生.東京大学大学院情報学環教授.理論社会学,メディア史.『広告の誕生──近代メディア文化の歴史社会学』(岩波書店),『実況中継・社会学──等価機能主義から学ぶ社会分析』(有斐閣)など. 筒井淳也(つつい じゅんや) 1970年生.立命館大学産業社会学部教授.家族社会学,計量社会学.『仕事と家族──日本はなぜ働きづらく,産みにくいのか』(中公新書),『社会学──「非サイエンス」的な知の居場所』(岩波書店)など. 【執筆者】(掲載順) 岸 政彦(きし まさひこ) 1967年生.京都大学大学院文学研究科教授.生活史,沖縄研究,社会調査方法論.『同化と他者化──戦後沖縄の本土就職者たち』(ナカニシヤ出版),『マンゴーと手榴弾──生活史の理論』(勁草書房)など. 瀧川裕貴(たきかわ ひろき) 1975年生.東京大学大学院人文社会系研究科准教授.理論社会学,数理社会学,計算社会科学.『社会を数理で読み解く──不平等とジレンマの構造』(共著,有斐閣),『計算社会科学入門』(共著,丸善出版)など. 福間良明(ふくま よしあき) 1969年生.立命館大学産業社会学部教授.歴史社会学,メディア史.『「働く青年」と教養の戦後史──「人生雑誌」と読者のゆくえ』(筑摩選書),『司馬遼太郎の時代──歴史と大衆教養主義』(中公新書)など. 佐藤成基(さとう しげき) 法政大学社会学部教授.社会学理論,歴史社会学,国家とナショナリズムの比較研究.『ナショナル・アイデンティティと領土──戦後ドイツの東方国境をめぐる論争』(新曜社),『国家の社会学』(青弓社)など. 木村直恵(きむら なおえ) 学習院女子大学国際文化交流学部教授.日本近代史,文化史.『〈青年〉の誕生──明治日本における政治的実践の転換』(新曜社),「「社会学」と出会ったときに人々が出会っていたもの──日本社会学史の原点について」(『現代思想』)など. 浜田 宏(はまだ ひろし) 東北大学大学院文学研究科教授.数理社会学.『社会科学のためのベイズ統計モデリング』(共著,朝倉書店),『その問題,数理モデルが解決します』(ベレ出版)など. 前田 豊(まえだ ゆたか) 信州大学人文学部准教授.階層意識論,数理社会学,計量社会学.「識別過程を考慮した階層帰属意識の数理モデル──比較準拠集団を組み入れたFKモデル」(『理論と方法』),「Synthetic Control Methodを用いた個別事例の因果効果の識別」(共著,『理論と方法』)など. 石田 淳(いしだ あつし) 1976年生.関西学院大学社会学部教授.数理社会学.『相対的剝奪の社会学──不平等と意識のパラドックス』(東京大学出版会),『集合論による社会的カテゴリー論の展開──ブール代数と質的比較分析の応用』(勁草書房)など. 前田泰樹(まえだ ひろき) 1971年生.立教大学社会学部教授.医療社会学,質的研究法,理論社会学.『心の文法──医療実践の社会学』(新曜社),『急性期病院のエスノグラフィー──協働実践としての看護』(共著,新曜社)など. 三谷武司(みたに たけし) 1977年生.東京大学大学院情報学環准教授.社会システム理論,ルーマン研究,理論社会学.「システムが存立するとはいかなることか──ルーマン・システム理論の超越論的解釈に向けて」(『思想』),サール『社会的世界の制作──人間文明の構造』(勁草書房)など.

目次

  1. 刊行にあたって 実在と合理性──生活史とは何か………岸 政彦 数字を使って何をするのか──計量社会学の行方………筒井淳也 社会学方法論としての計算社会科学………瀧川裕貴 「戦争の記憶」の戦後史を読み解く視座──世代・教養・メディア………福間良明 国家の正当性と象徴暴力──ブルデューの国家理論からみる国家とナショナリズム………佐藤成基 〈社会〉が生まれ〈ソサイチー〉が消える──明治期における「社会」概念と公共圏の構造………木村直恵 小集団実験による相対的剥奪モデルの検証再考………浜田 宏/前田 豊 社会的カテゴリーの集合論モデル──台湾エスニック・ナショナル・アイデンティティの事例分析………石田 淳 人間の科学の諸概念に対する社会学的概念分析………前田泰樹 社会学的啓蒙の論理………三谷武司 彼女たちの「社会的なもの」──世紀転換期アメリカにおけるソーシャルワークの専門職化と“social”の複数性………北田暁大 OVERVIEW 変化する社会と向き合う理論と方法………筒井淳也/北田暁大

本文紹介

社会学の特徴からして必然的な、多様な理論的・方法論的展開を近年の進展まで見渡し、現時点における到達点を示す論考を収録。

抜粋:社会学の特徴からして理論的・方法論的展開の多様さは必然であり、近年の進展まで見渡せる構成を目指した。方法においては、数理モデルや計量分析の適用はもちろん、期待される計算社会科学を展望する論考を組み込む。理論においては、社会理論から基礎概念の再検討・再構築まで、現時点における到達点をみせる論考を選定。