書籍詳細

書籍のレビュー・概要

ごみ問題が社会問題化してから半世紀以上が過ぎた。これまでの廃棄物処理政策の延長線上での「循環型社会」にとどまらない「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への転換が世界では進む。持続可能な生産・消費そして廃棄物処理・資源循環のあり方を経済学から考えて、新しい経済の形、成長戦略を展望する。

循環経済入門

Takumi ブックス

循環経済入門

廃棄物から考える新しい経済

著者・関係者
笹尾 俊明 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2023/09/20
体裁
新書・228頁
ISBN
9784004319870
在庫状況
在庫あり

価格:1,012 円

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著者略歴

  • 笹尾俊明(ササオ トシアキ) 1973年 大阪府生まれ 大阪市立大学(現大阪公立大学)経済学部卒業 神戸大学博士(経済学) 岩手大学人文社会科学部教授を経て, 現在,立命館大学経済学部教授 専攻―環境経済学 著書―『循環型社会をつくる』(共編著,岩波書店), 『廃棄物処理の経済分析』(勁草書房)など

目次

  1. はじめに 第1章 「循環型社会」から「循環経済」へ 1 廃棄物とは何か 2 循環型社会の形成 3 循環型社会の実像 4 欧州で進む循環経済 5 「循環型社会」から「循環経済」へ 第2章 廃棄物処理・資源循環はタダではない――便益と費用の視点 1 廃棄物の収集も処理もタダではない 2 廃棄物収集処理の便益と費用 3 不法投棄の社会的費用 4 不法投棄の原因と防止策 5 なぜ資源を循環させるのか 6 理想的な資源循環 第3章 廃棄物処理・資源循環は他人事ではない――効率性と公平性 1 廃棄物処理費用は削減できるか 2 廃棄物処理の効率性と公平性 3 究極のNIMBY問題:放射性廃棄物の管理 4 循環経済における国際資源循環 第4章 経済的インセンティブが生み出す循環 1 意識啓発の限界 2 ごみ処理有料化 3 産業廃棄物税 4 デポジット制度 第5章 拡大生産者責任という考え方――動脈産業と静脈産業の連携 1 拡大生産者責任とは何か 2 日本の容器包装リサイクルにおける拡大生産者責任 3 欧州の容器包装リサイクルにおける拡大生産者責任 4 日欧の家電リサイクルにおける拡大生産者責任 第6章 食品廃棄物・食品ロス問題――循環経済の重点分野① 1 食品廃棄物のリサイクル 2 食品ロスの削減 3 食品ロス削減に向けた取り組みと課題 第7章 プラスチック問題――循環経済の重点分野② 1 プラスチックの何が問題か 2 プラスチック削減・資源循環に向けた取り組み 3 持続可能なプラスチック利用 第8章 持続可能な循環経済に向けて 1 循環経済に向けた多様なアプローチ 2 モノのサービス化 3 製品の長寿命化 4 「連携」で実現する循環経済 あとがき 引用文献・参考文献

本文紹介

「サーキュラーエコノミー(循環経済)」とは何か。持続可能な生産・消費、廃棄物処理・資源循環のあり方を経済学から展望する。

抜粋:ごみ問題が社会問題化してから半世紀以上が過ぎた。これまでの廃棄物処理政策の延長線上での「循環型社会」にとどまらない「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への転換が世界では進む。持続可能な生産・消費そして廃棄物処理・資源循環のあり方を経済学から考えて、新しい経済の形、成長戦略を展望する。