書籍詳細

書籍のレビュー・概要

戦後文学を読むことで著者は同時代の日本文学を発見していく。作家たちが敗戦後に展開した、各々独自の終末論的ヴィジョン・黙示録的認識。かれらの人間的全体をかけた多様な努力、仕事、生き方を、そこに本質的なつながりの輪を認めながら、持続してとらえなおし、新たな「戦前」を深く感知する。十二+五名の群像が映す時代像。 〈推薦〉 柄谷行人・島田雅彦 新たな世界「戦争」が始まった今日でこそ、読むに値する ── 柄谷行人 知性にとっての冬の時代にこそ、大江文学は必修となる。 ── 島田雅彦

戦後文学者

Takumi ブックス

戦後文学者

著者・関係者
大江 健三郎 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/09/22
体裁
四六・上製 ・338頁
ISBN
9784000288262
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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著者略歴

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目次

  1. Ⅰ 同時代としての戦後 われわれの時代そのものが戦後文学者という言葉をつくった 野間宏・救済にいたる全体性 大岡昇平・死者の多面的な証言 埴谷雄高・夢と思索的想像力 武田泰淳・滅亡にはじまる 堀田善衛・Yes, I do. 木下順二・ドラマティックな人間 椎名麟三・懲役人の自由 長谷川四郎・モラリウトの遍歴 島尾敏雄・「崩れ」について 森有正・根本的独立者の鏡 死者たち・最終のヴィジョンとわれら生き延びつづける者 Ⅱ 中野重治の地獄めぐり再び 林達夫への侏儒の手紙 モラリストとしての伊丹万作 田村隆一と垂直的人間の声 高橋和巳と想像力の枷 未来へ向けて回想する――自己解釈(六)

本文紹介

作家たちが戦後に展開した終末論的ヴィジョン。かれらの多様な努力、仕事、生き方を捉えなおし、新たな「戦前」を深く感知する。

抜粋:戦後文学を読むことで著者は同時代の日本文学を発見していく。作家たちが敗戦後に展開した、各々独自の終末論的ヴィジョン・黙示録的認識。かれらの人間的全体をかけた多様な努力、仕事、生き方を、そこに本質的なつながりの輪を認めながら、持続してとらえなおし、新たな「戦前」を深く感知する。十二+五名の群像が映す時代像。 〈推薦〉 柄谷行人・島田雅彦 新たな世界「戦争」が始まった今日でこそ、読むに値する ── 柄谷行人 知性にとっての冬の時代にこそ、大…