書籍詳細

書籍のレビュー・概要

生まれ育った森の奥の谷間を出た著者は、真の言葉と存在の根を奪われる。そして自らの死の想念に悩み、核に脅かされる人間全体を考える。この二重の危機をいかに乗り越えるか――活字の暗闇の向こうに手探る、個としての/われらの「狂気を生き延びる道」。現実世界での生き方と書物を読むこととを重ね、告白的に語った「自己史」。 〈推薦〉 小野正嗣・堀江敏幸 大江健三郎という〈作家=生き方〉を知りたい者たちにとって最良の入門書。 ── 小野正嗣 同時代というよりこれからを生きるための方法を示唆する ── 堀江敏幸

読む行為

Takumi ブックス

読む行為

著者・関係者
大江 健三郎 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/09/22
体裁
四六・上製 ・354頁
ISBN
9784000288255
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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著者略歴

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目次

  1. Ⅰ 壊れものとしての人間――活字のむこうの暗闇―― 出発点、架空と現実 言葉が拒絶する パンタグリュエリヨン草と悪夢 核時代の暴君殺し 作家にとって社会とはなにか? 個人の死、世界の終り 皇帝よ、あなたに想像力が欠けるならば、もはやいうことはありません Ⅱ アメリカ旅行者の夢 地獄にゆくハックルベリィ・フィン アメリカの夢と悪夢 コンピューターの道徳性 パール・ハーバーにむかって 不可視人間と多様性 Ⅲ 渡辺一夫架空聴講記 出来得レバ憎悪セン la tache noire! ピラトに訊ねられて 寛容のパラドックス 麻にほかならない 洗脳と脳捻転 ......et vous abêtira. 小さい魚の手がかり 「心やましさ」と心やさしさ Fay ce que vouldras. さりし日の我等が悩みに、今さいなまるる者、いずこにありや? 乱世・泰平の想像力 未来へ向けて回想する――自己解釈(五)

本文紹介

生まれ育った森を出た著者は、自らの死と人間の破滅を乗り越えるべく、活字の暗闇の向こうに「狂気を生き延びる道」を手探る。

抜粋:生まれ育った森の奥の谷間を出た著者は、真の言葉と存在の根を奪われる。そして自らの死の想念に悩み、核に脅かされる人間全体を考える。この二重の危機をいかに乗り越えるか――活字の暗闇の向こうに手探る、個としての/われらの「狂気を生き延びる道」。現実世界での生き方と書物を読むこととを重ね、告白的に語った「自己史」。 〈推薦〉 小野正嗣・堀江敏幸 大江健三郎という〈作家=生き方〉を知りたい者たちにとって最良の入門書。 ── 小野正嗣 同時代という…