書籍詳細

書籍のレビュー・概要

はじめて沖縄を訪れた三十歳の著者は打ちのめされる。近代そして戦中戦後と、多大な犠牲を強いながら、米軍の前進基地としての役割をなおも担わせ、沖縄にぶらさがる日本。その炎える棘のような現実を見すえながら、沖縄からの多様な拒絶を受けとめ、「このような日本人ではないところの日本人」を希求する。前日譚を含む『沖縄ノート』。 〈推薦〉 尾崎真理子・平野啓一郎 若き日の大江はいつも、死んだ友人に宛てた手紙のように書いた。 ── 尾崎真理子 文学と政治という、大江氏の二つの活動の結節点を見るべき論考集。 ── 平野啓一郎

沖縄経験

Takumi ブックス

沖縄経験

著者・関係者
大江 健三郎 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/09/22
体裁
四六・上製 ・340頁
ISBN
9784000288248
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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著者略歴

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目次

  1. Ⅰ 沖縄の戦後世代 すべての日本人にとっての沖縄 Ⅱ 沖縄ノート プロローグ 死者の怒りを共有することによって悼む 日本が沖縄に属する 『八重山民謡誌』'69 多様性にむかって うちなる琉球処分 苦が世 異議申立てを受けつつ 戦後世代の持続 日本の民衆意識 「本土」は実在しない Ⅲ 核基地の直接制民主主義 文学者の沖縄責任 再び日本が沖縄に属する 未来へ向けて回想する――自己解釈(四)

本文紹介

沖縄にぶらさがる日本という、炎える棘のような現実を見すえながら、「このような日本人ではないところの日本人」を希求する。

抜粋:はじめて沖縄を訪れた三十歳の著者は打ちのめされる。近代そして戦中戦後と、多大な犠牲を強いながら、米軍の前進基地としての役割をなおも担わせ、沖縄にぶらさがる日本。その炎える棘のような現実を見すえながら、沖縄からの多様な拒絶を受けとめ、「このような日本人ではないところの日本人」を希求する。前日譚を含む『沖縄ノート』。 〈推薦〉 尾崎真理子・平野啓一郎 若き日の大江はいつも、死んだ友人に宛てた手紙のように書いた。 ── 尾崎真理子 文学と政治…