書籍詳細

書籍のレビュー・概要

時を越え、笑いと人情に溢れた世界へ私たちを誘う落語。〈江戸東京〉という仮想の都市を支える物語として機能し続ける、その役割と意義とは?そこに映し出される願望を活かせるなら、私たちは何をすべきなのか?文学・文化史・都市論・文化人類学等の知見から浮かび上がらせる画期的論集! 国内外の長屋の写真も多数掲載。

落語がつくる〈江戸東京〉

Takumi ブックス

落語がつくる〈江戸東京〉

著者・関係者
田中 優子 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/09/14
体裁
四六・並製 ・246頁
ISBN
9784000255080
在庫状況
在庫あり

価格:2,750 円

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著者略歴

  • 田中優子(たなか ゆうこ) 1952年生.法政大学社会学部教授,法政大学総長などを経て,法政大学名誉教授.専門は日本近世文化・アジア比較文化.『江戸の想像力』(筑摩書房)で芸術選奨文部大臣新人賞,『江戸百夢』(朝日新聞社)で芸術選奨文部科学大臣賞・サントリー学芸賞.『江戸問答』『日本問答』(共著,岩波新書),『苦海・浄土・日本衽衲石牟礼道子もだえ神の精神』(集英社新書)ほか著書多数.2005年度紫綬褒章.江戸時代の価値観,視点,持続可能社会のシステムから,現代の問題に言及することも多い. [執筆者一覧] 川添 裕(かわぞえ ゆう) 1956年生.横浜国立大学名誉教授.大衆文化史・日本文化史.『江戸にラクダがやって来た』『江戸の見世物』(岩波書店). 栗生はるか(くりゅう はるか) 1981年生.一般社団法人せんとうとまち代表理事.文京建築会ユース代表.法政大学・慶應大学非常勤講師.建築・地域デザイン. 小林ふみ子(こばやし ふみこ) 1973年生.法政大学教授.日本近世文学.『天明狂歌研究』(汲古書院),『大田南畝 江戸に狂歌の花咲かす』(岩波書店). 佐藤至子(さとう ゆきこ) 1972年生.東京大学教授.日本近世文学.『山東京伝』(ミネルヴァ書房),『江戸の出版統制』(吉川弘文館). 陣内秀信(じんない ひでのぶ) 1947年生.法政大学名誉教授.イタリア建築・都市史.『都市と人間』(岩波書店),『水都東京』(筑摩書房). 高村雅彦(たかむら まさひこ) 1964年生.法政大学教授.アジア建築・都市史.『中国の都市空間を読む』(山川出版社),『水都学 Ⅰ-Ⅴ』(共編,法政大学出版局). 田中 敦(たなか あつし) 1961年生.落語名所探訪家.『落語九十九旅』『落語と歩く』(岩波書店). 中丸宣明(なかまる のぶあき) 1955年生.法政大学教授.日本近代文学.『新日本古典文学大系明治編 15・17』(共著,岩波書店),『物語を紡ぐ女たち』(翰林書房). 山本真鳥(やまもと まとり) 1950年生.法政大学教授.文化人類学.『グローバル化する互酬性』(弘文堂),『オセアニアの今』(明石書店). 横山泰子(よこやま やすこ) 1965年生.法政大学教授.日本近世文学・文化.『江戸歌舞伎の怪談と化け物』(講談社),『妖怪手品の時代』(青弓社).

目次

  1. はじめに………田中優子 Ⅰ 都市の物語としての落語 1 江戸東京の物語としての落語………小林ふみ子 2 落語――文化人類学の視点から………山本真鳥 Ⅱ 落語がつくる地理感覚 3 動く江戸東京落語――「黄金餅」から出発して………川添 裕 4 「文七元結」と江戸・東京………佐藤至子 5 はるかなる「落語国」をさがして――落語のフィールドワーク………田中 敦 Ⅲ 長屋噺をめぐるフィクションとリアリティ 6 「長屋」という思想………田中優子 7 「怪談牡丹燈籠」の長屋………横山泰子 8 「お節徳三郎」論――熊さん八つぁんたちのフェミニズム………中丸宣明 Ⅳ 長屋の比較文化論 9 都市空間のなかの長屋――江戸東京とヴェネツィア………陣内秀信 10 上海の長屋と滑稽戯………高村雅彦 11 現代の長屋ぐらし事情………栗生はるか

本文紹介

仮想都市〈江戸東京〉を支える落語の役割と意義を、文学・文化史・都市論・文化人類学等の知見から浮かび上がらせる画期的論集!

抜粋:時を越え、笑いと人情に溢れた世界へ私たちを誘う落語。〈江戸東京〉という仮想の都市を支える物語として機能し続ける、その役割と意義とは?そこに映し出される願望を活かせるなら、私たちは何をすべきなのか?文学・文化史・都市論・文化人類学等の知見から浮かび上がらせる画期的論集! 国内外の長屋の写真も多数掲載。