書籍詳細

書籍のレビュー・概要

一八世紀末、カリブ海の島で黒人たちが立ち上がり、自らの手で史上初の奴隷解放を達成した──長く忘却されてきたハイチ革命は、いまや近代史の一大画期だと認識されている。半世紀に及ぶ著者の研究をもとに、反レイシズム・反奴隷制・反植民地主義を掲げたこの革命と、苦難にみちた長いその後を、世界史的視座から叙述。

ハイチ革命の世界史

Takumi ブックス

ハイチ革命の世界史

奴隷たちがきりひらいた近代

著者・関係者
浜 忠雄 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2023/08/18
体裁
新書・250頁
ISBN
9784004319849
在庫状況
在庫あり

価格:1,056 円

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著者略歴

  • 浜 忠雄(ハマ タダオ) 1943年,札幌市生まれ.1975年,北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学.北海道教育大学教授,北海学園大学教授を経て, 現在─北海学園大学名誉教授 専攻─ハイチ革命史,フランス革命史 著書─『岩波講座世界歴史 17 環大西洋革命』(共著,岩波書店) 『ハイチ革命とフランス革命』(北海道大学図書刊行会) 『カリブからの問い――ハイチ革命と近代世界』(岩波書店) 『ハイチの栄光と苦難――世界初の黒人共和国の行方』(刀水書房) 『「植民地責任」論――脱植民地化の比較史』(永原陽子編,共著,青木書店)ほか

目次

  1. はじめに――ハイチ革命を見る眼 第一章 ハイチ革命を生んだ世界史――「カリブ海の真珠」の光と影 一 「繁栄」を支えた黒人奴隷 二 「繁栄」に潜む危うさ 第二章 ハイチ革命とフランス革命――史上初の奴隷制廃止への道 一 ハイチ革命の発端 二 フランス革命と植民地・奴隷制問題 三 史上初の奴隷制廃止 第三章 先駆性ゆえの苦難――革命以後の大西洋世界 一 「世界初の黒人共和国」の動向 二 ハイチ革命と大西洋世界 三 国際的承認を求めて 第四章 帝国の裏庭で――ハイチとアメリカ合衆国 一 リンカーンによるハイチ承認 二 アメリカ合衆国によるハイチ占領 第五章 ハイチ革命からみる世界史――疫病史から植民地責任まで あとがき 図表出典一覧 主要参考文献 略年表

本文紹介

反レイシズム・反奴隷制・反植民地主義を掲げ近代の一大画期となったこの革命から、世界史を問いなおす

抜粋:一八世紀末、カリブ海の島で黒人たちが立ち上がり、自らの手で史上初の奴隷解放を達成した──長く忘却されてきたハイチ革命は、いまや近代史の一大画期だと認識されている。半世紀に及ぶ著者の研究をもとに、反レイシズム・反奴隷制・反植民地主義を掲げたこの革命と、苦難にみちた長いその後を、世界史的視座から叙述。