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書籍のレビュー・概要

低く暮らし、高く思う──。高らかな理想と志をもって時代と向き合い、あふれる活力と情熱で事業に邁進した岩波茂雄(一八八一─一九四六)。稀代の出版人の生涯と仕事を「一番無遠慮な友人」であった哲学者安倍能成(一八八三─一九六六)が描写する。温かな人間理解と忌憚ない批判精神につらぬかれた評伝。(解説=十重田裕一)

岩波茂雄伝

Takumi ブックス

岩波茂雄伝

著者・関係者
安倍 能成 著
カテゴリ
新書
刊行日
2023/08/10
体裁
文庫・606頁
ISBN
9784003812853
在庫状況
在庫あり

価格:1,716 円

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著者略歴

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目次

  1. 再 序 序 第一篇 書店開業以前 明治十四年(一八八一)―大正二年(一九一三) 第一章 郷里の生活 一 岩波の生家 二 幼少時代 三 父の死と諏訪実科中学時代 第二章 東都遊学 一 日本中学の一年 二 一高生活 一年生 ボーキチ時代 二年生 煩悶時代の始 野尻湖の孤棲 二度の落第と一高生活の終 三 選科入学と結婚及び母の死 選科入学と結婚 母の死 第三章 女学校の先生時代 第二篇 岩波書店 大正二年(一九一三)―昭和二十一年(一九四六) 第一章 古本屋開業――古本の正価販売 第二章 出版事業 一 創業時代――処女出版『こころ』、「哲学叢書」及び「漱石全集」 二 関東震災前後 三 岩波文庫とストライキ――昭和初頭 四 昭和四年から日支事変まで 五 日支事変から太平洋戦争まで 六 太平洋戦争中及び降服後 七 書店後記 第三篇 社会生活 第一章 郷党への奉仕 一 郷土愛 二 郷村への合力 三 桑原山事件 四 県教育に対する協力 第二章 政治的行動 一 議会及び選挙に対する関心 二 貴族院議員 三 岩波と政界人 第三章 時局に対する態度 一 国内の問題 瀧川事件 美濃部の天皇機関説 五箇条の御誓文 二 中国及び中国人に対する同情 三 太平洋戦争と岩波の欧米観 第四章 日本降服後の活動 一 感謝と注文 二 病中の斡旋奔走 第五章 文化的奉仕 一 感謝金 二 風樹会 三 文化勲章 第四篇 私生活 第一章 趣味好尚 一 登山、旅行 二 欧米旅行 三 乗 馬 四 食 味 五 読書、芸術 六 建築――惜櫟荘 第二章 交 友 第三章 家庭生活 第四章 人間と終焉 一 岩波の人間 二 病状及び終焉 岩波茂雄年譜 本の民衆化を目指して――「文化の配達夫」の肖像………十重田裕一 人名索引

本文紹介

高らかな志とあふれる情熱で事業に邁進した岩波茂雄。稀代の出版人の生涯を描く評伝。

抜粋:低く暮らし、高く思う──。高らかな理想と志をもって時代と向き合い、あふれる活力と情熱で事業に邁進した岩波茂雄(一八八一─一九四六)。稀代の出版人の生涯と仕事を「一番無遠慮な友人」であった哲学者安倍能成(一八八三─一九六六)が描写する。温かな人間理解と忌憚ない批判精神につらぬかれた評伝。(解説=十重田裕一)