書籍詳細

書籍のレビュー・概要

弟を殺害した死刑囚と面会し対話を続けた原田氏。オウム真理教・教祖の娘として大学への入学拒否など社会から排除されてきた松本氏。立場が異なりながらも、事件に巻き込まれ差別や孤立を強いられてきた二人の対話から見える、この国の形とは。被害者を置き去りにしながら加害者への憎悪を煽り、死刑を存置する社会を問う。

被害者家族と加害者家族 死刑をめぐる対話

Takumi ブックス

被害者家族と加害者家族 死刑をめぐる対話

著者・関係者
原田 正治 著・松本 麗華 著
カテゴリ
ブックレット
刊行日
2023/08/04
体裁
A5・並製 ・72頁
ISBN
9784002710822
在庫状況
在庫あり

価格:693 円

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著者略歴

  • 原田正治(ハラダ マサハル) 1947年愛知県生まれ.1983年,「半田保険金殺人事件」で末弟を殺害された.事件後10年目,加害者である長谷川敏彦死刑囚と,被害者遺族として面会.以後,彼の死刑停止および面会継続を求める活動を開始した.死刑制度に関心を寄せながら,犯罪被害者・加害者双方の支援や講演活動などを行っている.著書に『弟を殺した彼と,僕.』(ポプラ社,2004年).ブログ「原田正治日誌,気ままに〜,」http://may23174.blog.fc2.com/ 松本麗華(マツモト リカ) 1983年,松本智津夫の三女として生まれ,後に父親はオウム真理教の教祖となる.95年の麻原教祖逮捕後は,教団唯一の「正大師」として様々な問題に巻き込まれたが,16歳の時に教団から離れた.現在は執筆のほか,「こころの暖和室 あかつき」(https://wanttobefree.org/danwashitsu_akatsuki/)などでカウンセラーとして活動.文教大学臨床心理学科卒.日本産業カウンセラー協会所属.著書に『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』(講談社+α文庫,2018年). 【聴き手】 長塚 洋(ナガツカ ヨウ) 映像ディレクター,映画監督.10代から小型映画を制作し,早稲田大学文学研究科(修士課程)で映画学を学ぶ.その後テレビ業界へ進み,事件事故報道に多く従事.オウム事件の報道にも関わる.後年はテレビや映画,さらに近年はウェブなどの場で,人間と社会の在り方を問うドキュメンタリーを発表してきた.犯罪を繰り返す高齢者の更生を追った「生き直したい」(大阪 ABCテレビ),映画『望むのは死刑ですか 考え悩む“世論”』(2015年)など.映画『望むのは死刑ですか オウム“大執行”と私』(2022年)で The Awareness Film Festival(ロサンゼルス)の Merit Award of Awareness(気づき の功労賞)を受賞.

目次

  1. はじめに………長塚 洋 Ⅰ 社会から消される私たち――被害者家族と加害者家族、それぞれの孤独(二〇一八年二月、東京) Ⅱ 死刑がある国の命の重さ(二〇二二年七月、大分) 注 図 死刑をめぐる日本の世論

本文紹介

事件に巻き込まれ差別や孤立を強いられてきた二人の当事者による対話から見える、この国の形とは。

抜粋:弟を殺害した死刑囚と面会し対話を続けた原田氏。オウム真理教・教祖の娘として大学への入学拒否など社会から排除されてきた松本氏。立場が異なりながらも、事件に巻き込まれ差別や孤立を強いられてきた二人の対話から見える、この国の形とは。被害者を置き去りにしながら加害者への憎悪を煽り、死刑を存置する社会を問う。