書籍詳細

書籍のレビュー・概要

当初、「病理的な登校拒否の長期化」や「非社会的な若者」として取り上げられた「ひきこもり」の概念は、社会的認識、当事者像、医療的アプローチ、いずれも大きく変遷を遂げ、現在も変わり続けている。当事者・臨床家・研究者の3人がこの30年間を振り返り、いかなる支援と対応が望ましいのか、「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる。

「ひきこもり」の30年を振り返る

Takumi ブックス

「ひきこもり」の30年を振り返る

著者・関係者
石川 良子 著・林 恭子 著・斎藤 環 著
カテゴリ
ブックレット
刊行日
2023/08/04
体裁
A5・並製 ・96頁
ISBN
9784002710815
在庫状況
在庫あり

価格:792 円

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著者略歴

  • 石川良子(イシカワ リョウコ) 松山大学人文学部教授.専攻は社会学・ライフストーリー研究.著書に『「ひきこもり」から考える――〈聴く〉から始める支援論』(ちくま新書),『ひきこもりの〈ゴール〉――「就労」でもなく「対人関係」でもなく』(青弓社ライブラリー),共編著に『ライフストーリー研究に何ができるか』(新曜社),『ひきこもりと家族の社会学』(世界思想社)など. 林 恭子(ハヤシ キョウコ) 10代で不登校,その後断続的に30代までひきこもる.一般社団法人ひきこもりUX会議代表理事.東京都ひきこもりに係る支援協議会委員等.著書に『ひきこもりの真実――就労より自立より大切なこと』(ちくま新書),編著に『いまこそ語ろう,それぞれのひきこもり』(日本評論社),共著に『ひきこもり白書2021』(ひきこもりUX会議)など. 斎藤 環(サイトウ タマキ) 精神科医.筑波大学医学医療系社会精神保健学教授.オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表.専門は思春期・青年期の精神病理学.「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動.著書に『改訂版 社会的ひきこもり』(PHP新書),『オープンダイアローグとは何か』(医学書院),共著に『新版 ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか』(岩波ブックレット)など.

目次

  1. はじめに………石川良子 第1章 「ひきこもり」の三〇年を振り返る 1 「ひきこもり」史を振り返る………林 恭子 2 「ひきこもり」の問題設定を捉えなおす………石川良子 3 精神医療からみた「ひきこもり」史………斎藤 環 第2章 「ひきこもり」の捉えなおしと未来 1 「ひきこもり」とはだれか 2 なんのための支援か 3 語ることと聴くこと 4 親子の葛藤 5 「ひきこもり」と地域 6 「ひきこもり」という看板の悩ましさ あとがき 「共に在る」未来へ………林 恭子 ひきこもることが問題視されない社会へ………斎藤 環 不登校・「ひきこもり」の年表

本文紹介

当事者・臨床家・研究者の3人が「ひきこもり」の変遷を通じて、どんな支援と対応が望ましいのか論じる

抜粋:当初、「病理的な登校拒否の長期化」や「非社会的な若者」として取り上げられた「ひきこもり」の概念は、社会的認識、当事者像、医療的アプローチ、いずれも大きく変遷を遂げ、現在も変わり続けている。当事者・臨床家・研究者の3人がこの30年間を振り返り、いかなる支援と対応が望ましいのか、「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる。