書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「自分の逃げる姿勢というものは許せない」――瀬戸内寂聴さんをはじめ、大江健三郎、石牟礼道子、菅原文太、やなせたかし各氏など、三七人から直接聞いた印象深い言葉を紹介。戦争、原発、公害、えん罪、基地問題など、権力に抗し、あくまで人びとの側に立ち筋を通したそれぞれの人生を、豊かな筆致で描く愛蔵版エッセイ集。

忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人

Takumi ブックス

忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人

著者・関係者
鎌田 慧 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/08/09
体裁
B6変・上製 ・カバー ・170頁
ISBN
9784000616058
在庫状況
在庫あり

価格:1,980 円

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著者略歴

  • 鎌田 慧(かまた さとし) 1938年青森県生まれ.ルポライター. 労働,原発,冤罪,沖縄問題などを取材・執筆するとともに,各地に足を運び運動につらなる.「「さようなら原発」一千万署名市民の会」呼びかけ人など. 著書『自動車絶望工場』『六ヶ所村の記録』『原発列島を行く』『大杉榮 自由への疾走』『残夢』『声なき人々の戦後史』『叛逆老人は死なず』ほか多数.

目次

  1. Ⅰ 大江健三郎「私らは原発体制の恐怖と侮辱のそとに出て、自由に生きて……」 瀬戸内寂聴「やはりそういう自分の逃げる姿勢というものは許せない」 鶴見俊輔「国家が絶対だと言う。そこのところをのみこめない」 小田実「人間みなチョボチョボや」 井上ひさし「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく」 色川大吉「車椅子生活になっても、夢ではよく△△の蹶起集会に参加しています」 灰谷健次郎「教育を変える力は、教師にあるってことを自覚してほしいんやけど」 小沢信男「人は生きていたときのように死んでいる」 やなせたかし「正義というのは信じがたい。簡単に逆転するんですよ」 むのたけじ「死ぬ時、そこが人生のてっぺんだ」 Ⅱ 佐多稲子「そして私たちは歌い出した、私たちの闘いの歌を」 花田清輝「君は書けないんですか」 今村昌平「映画づくりは狂気の旅」 新藤兼人「スターもバイプレーヤーもありません。そこでいかに生きるか……」 左幸子「鉄道労働者は国の宝」 寺山修司「私は、私自身の原因である」 水上勉「みんな、ハガキをやりとりし、足で歩いてつきあっていたのですね」 丸木俊「悲惨な戦争から、悲惨なものを除け、というのは……」 Ⅲ 熊谷あさ子「海が汚されたら大間は終わりだ。海と畑があれば人間は食っていける」 寺下力三郎「水準点以下の村民の生活を基準にして村政に取り組む……」 木内みどり「頑張れる! あれで根性入った」 菅原文太「みんな死んじゃったね、あるのは墓ばっかりってことにだけは……」 高木仁三郎「人間は巨大技術で自然界を支配する権利などない」 戸村一作「闘争は芸術の宝庫である」 袴田巌「もう世界の神にたいして期待はないんだ」 熊本典道「これはわれわれが裁かれているような気がします」 矢野伊吉「不正義に気付いてしまったなら、気付いた人間がやはり……」 Ⅳ 石牟礼道子「わたしのことではなく、ゆりさんのことを書いてください」 上野英信「かねを惜しむな。時間を惜しむな。いのちを惜しむな」 松下竜一「海を殺すな! ふるさとの海を奪うな! 海が泣いているぞ!」 原田正純「家庭訪問が医者の原点」 伊藤ルイ「いきいきと生きはじめたばかりなのに、なんでいま死ねるもんですか」 佐木隆三「鉄と人間──わたしは正面から、このテーマに取り組みたいと思う」 本島等「やられるかもしれない」 大田昌秀「どんな非難、中傷、謀略ビラでたたかれようと……」 阿波根昌鴻「わしゃ、当分死なない。病気にもならない。休むことはできない」 斎藤茂男「事実が『私』を鍛える」 あとがき

本文紹介

大江健三郎、瀬戸内寂聴、菅原文太……。出会った人びとの印象深い言葉と人生を、豊かな筆致で描く。

抜粋:「自分の逃げる姿勢というものは許せない」――瀬戸内寂聴さんをはじめ、大江健三郎、石牟礼道子、菅原文太、やなせたかし各氏など、三七人から直接聞いた印象深い言葉を紹介。戦争、原発、公害、えん罪、基地問題など、権力に抗し、あくまで人びとの側に立ち筋を通したそれぞれの人生を、豊かな筆致で描く愛蔵版エッセイ集。