書籍詳細

書籍のレビュー・概要

人は想像力によって現実世界のイメージをつくりかえ、状況を能動的にとらえ、自らを解放せねばならない。この国の「あいまいな言葉」を検証し、強権の押しつける人間像を拒み、「国益」に対抗する思想をつむぐ。オリンピック、万博、強行採決、権威に迎合的なメディア……六十年前と二重写しになる現在求められる、持続する志。 〈推薦〉 蓮實重彥・ヤマザキマリ 奇跡というべき事態(…)誰もがこの書物を読まねばなるまい。 ── 蓮實重彥 人間と社会の普遍的事態を映し出す鏡となって容赦なく迫ってくる。 ── ヤマザキマリ

想像力と状況

Takumi ブックス

想像力と状況

著者・関係者
大江 健三郎 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/08/25
体裁
四六・上製 ・カバー ・388頁
ISBN
9784000288231
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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目次

  1. Ⅰ 記憶と想像力(講演) 紀元節と個人の「自己」の問題 持続する志 死んだ学生への想像力 ふたたび戦後体験とはなにか 辱かしめられた憲法とその「新生」 「国防教育」に反対する Ⅱ 「期待される人間像」を批判する 恐ろしきもの走る――「日韓条約」抜打ち採決の夜 叛逆ということ 様ざまな民衆の虚像 アメリカの百日 もうひとつのアメリカ 「強大なアメリカ像」の崩れたあとに…… 「アメリカの夢」と暗殺者たち 政治的想像力と殺人者の想像力 Ⅲ 絶望的な蛮勇気 “記憶して下さい。私はこんな風にして生きて来たのです” 新しいものと古いもの 恩賜的と恢復的 戦後の人間として「明治」を読むこと ほんとうの教育者としての子規 Ⅳ 誰を方舟に残すか?――または余剰について ホモ・プロ・セ――または自立について 今日のなかの昨日と明日――または永遠について 自由人――または拘束について 土人部落のハックルベリー・フィン――または逃亡について 多様性コソ力デアル――または同居について 火星人の威信――または異物について 宙に浮んだ馬――または瞬間について シゴカレル思想 何がもっとも恐ろしいか? ユートピアの想像力 テロは美しく倫理的か? 学力テスト・リコール・子規 Ⅴ おもてを伏せてふりかえる――わが戦後 死滅する鯨とともに――わが'70年 未来へ向けて回想する――自己解釈(三)

本文紹介

この国の「あいまいな言葉」を検証し、強権の押しつける人間像を拒み、「国益」に対抗する思想を紡ぐ。

抜粋:人は想像力によって現実世界のイメージをつくりかえ、状況を能動的にとらえ、自らを解放せねばならない。この国の「あいまいな言葉」を検証し、強権の押しつける人間像を拒み、「国益」に対抗する思想をつむぐ。オリンピック、万博、強行採決、権威に迎合的なメディア……六十年前と二重写しになる現在求められる、持続する志。 〈推薦〉 蓮實重彥・ヤマザキマリ 奇跡というべき事態(…)誰もがこの書物を読まねばなるまい。 ── 蓮實重彥 人間と社会の普遍的事態を…